
網戸を閉めているのに入ってくる蚊やコバエ、どこからともなく現れるゴキブリ、何とかしたいですよね。
日本でも、過去、蚊による「デング熱」等の被害が報じられた事で、虫対策を真剣に考える方が増えてきているのではないでしょうか。
部屋に虫がいる事は気持ちの良い事ではないですが、マンションの高層階に住むと虫はかなり防げるという話があります。
では、マンションの何階くらいから、蚊やゴキブリなどの虫がいなくなるのでしょうか。
今回、虫がいなくなる目安と虫の侵入を防止する対策についてご紹介したいと思います。
マンションの何階から蚊やゴキブリはいなくなる?
一軒家、アパートで虫を防ぐのはとても難しい事ですが、マンションで高い所に住めば虫の侵入はかなり少なくなるといわれています。
理由はもちろん、虫自体があまり高い所まで飛べないというものですが、風などで飛ばされるので絶対に来ないという訳ではありません。
不動産会社の方の目安としては、マンションの5階以上に住むことで、蚊など虫の心配が少なくなると考えられています。
その他、マンションに住んでいる方の意見を集めたデータでも、4階辺りから、急激に虫の数が減る事が分かっています。
ただ、マンションが建っている地域や、周りの環境によって少し違いはあるようですね。
田畑や木が多い場所、川や池が近くにあるマンションでは7階でも虫が飛んでくると答えている人もいます。
この結果から、上で述べたような自然環境の多い場合は8階以上、一般的な環境では5階以上を目安に虫がいなくなる階と考えていいのではないでしょうか。
専門家の話では、蚊が飛べる高さは3階ぐらいまでとされています。
しかし、エレベーターなどで人と一緒に上の階に行ってしまう事もあるという事でした。
ちなみに、蚊などの飛ぶ虫に関しては、階が高いほど数は減少するという事でしたが、ゴキブリは建物内を歩いて行動できる為、高さは関係ありません。
もちろん、外からの侵入が多い1階や2階はゴキブリ出現の頻度は多いですが、何階以上は安心という目安を決めるのは難しいです。
ゴキブリの目撃情報は、マンションの10階や20階に住んでいる方でもありますので。
おそらく、高さよりもマンションの築年数や衛生度によって変わるのでしょう。
効果的な虫対策について
ゴキブリや蚊を始め、嫌な害虫の侵入を防止するのに効果的な対策をご紹介します。
まず、窓からの侵入を防ぐには、網戸にふりかけるタイプの虫除けスプレー、ベランダにぶら下げるタイプの虫除け剤が効果的です。
対策の第一歩として、こういったタイプで部屋に虫が近寄らないようにする事が大切ですね。
ちなみに、ベランダや部屋に植物があると、虫が寄ってきやすくなります。
本格的な虫対策を行う場合は、植物を置かない、もしくは虫が嫌ういなハーブ系の植物に変えましょう。
殺虫剤でその都度虫を殺すよりも、普段から虫が近寄りにくい環境をつくることが一番の対策といえるでしょう。
玄関にも虫除け剤を置いておくだけで、虫が室内に入る事は少なくなります。
問題はゴキブリです。
先程もまとめたように、どれだけ高い所に住んでも、ゴキブリは出現します。
新築物件や管理会社がしっかりしているマンションにはゴキブリはほぼ出現しないようなので、やはり衛生的な問題が大きいと思います。
まずは、侵入させない、住み着かれないことを意識して、日頃から清掃を徹底的に行いましょう。
駆除に関しては、バルサンなどの煙を使った殺虫剤が即効性もあり、CMなどでもよく知られています。
ゴキブリが沢山いる場合はこの煙タイプが最も効果的でしょう。
ただ、殺虫剤を室内中に散布するに抵抗がある人もいると思うので、そういった場合は、毒エサタイプを利用しましょう。
市販されている毒エサタイプでは、「ブラックキャップ」がネットでの評判は高いようです。
毒エサはゴキブリが好む家電製品の裏や水回りに置いておくだけで、繁殖を抑え侵入されなくなっていきます。
設置型のものは消費期限に注意し、殺虫効果がなくなったら新しい物に取り替えてください。
マンションで一匹でもゴキブリが発生したら、継続して置いておく事がゴキブリを繁殖させないポイントです。
このような対策をとる事で、ゴキブリもかなり防げます。
「侵入させない」「住み着かれない」「繁殖させない」この三点を意識して、防虫対策を行って下さいね。