
「ストレスから開放されて心身ともにリフレッシュしたい」という時は、森林浴がピッタリだと思います。
森林の緑は目にやさしく癒されますし、澄み渡った空気を吸い込むと気持ちもスッキリしてまた活力が湧いてきます。
でも、なぜ森林浴をするとこのような効果を得ることができるのでしょうか?
また、森林浴の効果をより高めるための正しいやり方はあるのでしょうか。
今回、森林浴の効果とやり方についてまとめるとともに、森林浴におすすめのスポットも調べてみました。
目次
森林浴の効果について
一般的に、森林浴は身体に有益な効果をもたらしてくれるとされています。
実際、どのような効果があるのか見てみましょう。
ストレスホルモンを減少させる
うつ、緊張、疲れ、といったストレス状態を改善
副交感神経が活動的になる
気力、活力などの気持ちの高揚や意欲、エネルギーの回復
血圧、脈拍数が低下する
血圧や脈拍数の低下や自律神経系が改善される
この他にも、身体のたんぱく質の増加や病気に対しての免疫力がアップするなど、良い効果が期待できます。
また、森林は「フィトンチッド」という成分を揮発しています。
よくある清々しく感じる「森林の香り」がフィトンチッドです。
フィトンチッドとは、植物などが傷をつけられた時に放出する殺菌力を備えた揮発性の物質で、人体に有益なことがたくさんあります。
主な効果は、「リフレッシュ効果」「消臭&脱臭効果」「抗菌&防虫効果」といったものです。
リフレッシュ効果はともかく、よく消臭剤や防虫材に「森林の香り」があるのはこの効果を利用するためです。
森林浴の正しいやり方とは?
せっかく森林浴をするなら正しいやり方を知っておきたいですよね。
まず、森林浴は緑の中を散歩することがメインになるので、服装は動きやすいものがよいでしょう。
日差しが気になる方は帽子が必要だと思いますし、靴もできればトレッキングシューズなど軽登山用のものを履くようにしましょう。
そして、汗をかいた時用にタオルを数枚、水分補給に水やスポーツドリンクも持参しましょう。
森林浴中にヨガをしたい人や、ゆっくり座ってリラックスしたい人は、ヨガマットやレジャーマットもあると便利ですね。
時間帯は、爽やかで涼しさを感じる時間が良いかと思いますので、早朝から午前中に森林浴を行うようにしましょう。
散歩するだけとはいえ、森林を歩くのでやはりそれなりの準備は必要です。
正しい服装や必要な持ち物を準備したうえで、森の香りや鳥のさえずり、川のせせらぎなどを存分に感じて森林浴を楽しんでくださいね。
関西で森林浴へでかけるならばどこへ行く?
実際に森林浴に出かけるとしたら、どこへ行ったらよいのでしょう。
今回、主に関西方面を中心におすすめの森林浴スポットをまとめました。
赤目四十八滝 (三重県)
4キロ程に及ぶ赤目四十八滝は、新緑・納涼・紅葉・氷瀑とどの季節に足を運んでも四季を楽しむことができます。
散歩道も緩やかで、原生林に包まれている渓流に沿って道が整備されています。
また、さまざまな滝を眺めながら歩くことができるハイキングコースなのでとても爽快です。
<アクセス>
最寄り駅は近鉄大阪線「赤目口駅」バス停より現地行きのバスにて
末山くつわ池自然公園 (京都府)
くつわ池自然公園は「森林浴の森100選」にも選ばれています。
散策路は3コースあり、森林浴のほかにも季節によっては桜や紅葉を楽しみながらハイキングできます。
また散歩道にはアカマツやスギ、低かん木が豊富であり、野鳥や小動物とともに森林浴ができて癒されます。
<アクセス>
JR「宇治駅」・京阪電気鉄道「宇治駅」からバスにて15分、「くつわ池」下車徒歩で5分ほど
金剛山 (大阪府)
金剛山は標高1,125mというゆるやかな山でありながら大阪ではとても人気のある山で、登山者は富士山についで多いようです。
山といってもロープウエイもあり、また史跡を見学できるなどの様々なコースがあり安心です。
山頂一体はブナの原生林、スギ林になっていて気持ちよく森林浴が楽しめます。
<アクセス>
近鉄長野線「富田林駅」・近鉄・南海線「河内長野駅」よりバスにて
日常生活で疲れてしまった時はぜひ森林浴でマイナスイオンを浴びてリフレッシュしたいですね。
単調な日々の繰り返しや、都会の生活に嫌気がさした時は、少し遠くまで足を運んで森林浴に行ってみるといいと思います。