
子供にとって、お父さんという存在は一体どのようなものなのでしょうか。
ひと昔前は、父親といえば威厳があり少し怖い存在で、育児は母親任せという家庭が多かったと思います。
しかし、現代では育児に積極的な父親が増えてきたことにより、「子供が父親になつかない」という新たな悩みが生まれています。
どうして子供は父親になついてくれないのか、また、どうすれば子供が目を向けてくれるのでしょうか?
今回、子供がお父さんになつかない理由と解決策についてまとめました。
目次
父親に子供がなつかない理由は?
子供が生まれて、育児を頑張ろうと思っているお父さんが最近増えてきています。
昔は、「育児は母親の仕事」という固定観念が根付いていたので、父親はノータッチという家庭も少なくなかったのです。
近年、子育てを楽しむ「イクメン」という言葉が頻繁に聞かれるようになったことからも分かるように、育児に積極的な男性は増えています。
しかし子供はママっ子で、ママじゃなきゃダメ、とせっかくのやる気がそがれてしまう状況に陥っているお父さんが多いのではないでしょうか。
子供はなぜ父になついてくれないのか、その理由を探ってみたので見ていきましょう。
子供と接する時間が少ない
これが、父親に子供がなつかない最大の理由でしょう。
昼間は外に働きに出ているため、子供と過ごす時間が母親と比べて圧倒的に少ないのは仕方のないことです。
ただし休日も疲れているからとゴロゴロしてばかりで、遊び相手になってくれないのでは子供にとって「つまらない存在」となってしまいます。
本能の問題
子供は基本的に母親と離れて生きていくことができません。
お腹の中で10ヵ月間一緒にいたのですから仕方のないことかもしれません。
そのため、子供は意図しなくても本能でママが一番、パパはママの次となってしまうのです。
子供への接し方が消極的
「ママがいい」と泣かれることで、消極的になっていませんか。
どうせ嫌がられる、泣かれる、とマイナスな気持ちで接していると子供に伝わります。
そうすることで、さらに父親から子供の心が離れてしまうのです。
パパとママの仲が良くない
大人の問題は子供には分からないだろうと高をくくっていてはいけません。
夫婦仲に関しては、子供はとても敏感です。
世界で一番大好きな二人が仲よくしていないと、子供はママの味方になってしまいます。
また、母親がお父さんの愚痴などを子供に言ってしまうことで父親の印象が悪くなり、なついてくれない原因のひとつになりえこともあります。
子供になついてもらうための解決法とは?
子供の本能だから、長時間一緒にいられないからと諦めて放っておいてはいけませんよね。
以下に解決策を紹介しますので、父親は積極的に行動し、子供になついてもらうよう努力しましょう。
子供に関心を寄せる
積極的に子供とスキンシップをとり、話しかけ、遊んであげるようにしましょう。
義務的に接していると、それは子供に伝わってしまうので一生懸命向き合ってください。
お父さんのことが決して嫌いなわけではないので、楽しい時間を過ごせることを子供は喜ぶでしょう。
一日一回は会話する
仕事で帰りが遅く、夜は会えないというお父さんは、朝のひと時を大事にしてください。
少し早起きして子供とコミュニケーションをとる時間を確保しましょう。
朝も早くて会えない人は、お父さんの画像やムービーを子供に見せるなどお母さんに協力してもらってください。
夫婦仲を良くする、母親のフォロー
子供の前ではケンカをしないなどルールを決めましょう。
できるだけその日のうちに夫婦だけで話し合い、仲直りしてください。
また、母親が父親を尊敬していると子供にアピールすることで、子供も父親を見直すきっかけになります。
愚痴や文句は封印して、父親のすごさを教えてあげましょう。
このように、子供になつかれるためには父親の努力だけでは到底クリアできません。
外で働く父親は、残念ながらなかなか子供との時間が取れませんよね。
夫婦二人に授かった大切な宝物ですから、母親と力を合わせて「お父さん大好き」と素直に言える子供にしてあげてください。