
もうすぐ春がやってくるこの季節、卒業や進学準備と忙しい時期になりますよね。
受験勉強が落ち着き、合格発表待ちでドキドキしているという人も多いことでしょう。
もし、自分の友達が不合格だったら、子供が不合格だったら、かける言葉に頭を悩ませることになります。
あなたなら、どんな言葉をかけますか?
今回、受験に落ちた人にかける最適な言葉を、友達向けと子供向けに分けて紹介します。
人生の岐路、受験失敗に対する周囲の配慮について考えてみましょう。
目次
受験に落ちた友人にかける最適な言葉とは?
受験に落ちてしまった友達をこれ以上傷つけることなく、早く立ち直ってもらうためにかける最適な言葉を紹介します。
「一緒にいようか?」と本人の希望を聞く
自分の中で気持ちの整理をしている時に、触れられたくない失敗についていろいろ言われると、傷口をえぐられている気持ちになります。
大切な友達ゆえ、何か言いたいのは分かりますが、ここはグッとこらえて遠くから見守りましょう。
また、心配するくらい異常に落ち込んでいる時は、「一緒にいようか?」と声をかけてあげるといいと思います。
状況が状況だけに、友達も一人になりたいと思えば、「一人になりたい」とはっきりと告げるでしょう。
もし、「一緒にいてほしい。」といわれたら、友達が心の整理ができるまで時間を共にしてあげるようにしてください。
人は誰かと一緒に居るだけで心強く感じるものです。
「ドンマイ」と明るく対応
一緒に落ち込んでいてはいつまでたっても這い上がれないので、あえて明るく接するのも、ひとつの方法です。
友達の性格にもよりますが、「ドンマイ!」と笑って励ますことが必要な時もあります。
「遊びに行こう」と誘い気分転換してもらう
「飲みに行こう!」「カラオケに行こう!」「ドライブに行こう!」など
こちらも友達の性格によりますが、とにかく明るく誘ってあげるのもありだと思います。
一緒の時間を共有し、愚痴を聞いてあげたり、楽しい時間を過ごすことで自分はひとりじゃないという気持ちを持ってもらいましょう。
受験に落ちてしまった子供へ、親からの言葉で最適なものは?
続いては、自分の子供が受験に落ちた場合にかける最適な言葉です。
「よく頑張った」など、子供の頑張りを褒める
「大丈夫!!」
「良く頑張った」
「結果がすべてではない」
優しく、子供のこれまでの過程をしっかりと褒めてあげてください。
叱ること、責めることは、ショックをより深いものとし、時に引きこもり、非行に走ることにもなりかねません。
常に「味方」でいてあげることで、親は子供にとっての「安全地帯」「心のよりどころ」になります。
辛い気持が十分に理解できていることを伝える
共に悲しみを共有し、自分の言葉で語ってくれるまで時間をおきます。
傷口をえぐるような発言は慎むようにしてください。
もし、過去に自分も挫折した経験があれば、「気持ちの共有」という意味で、その時の話をしてあげるのもいいかもしれません。
今までの努力を肯定し、次の目標を考える
まずは、これまでの頑張りを認めましょう。
その後、「あれだけ頑張れたのだから、次もまた頑張れる」と次の目標に目を向けさせるようにしましょう。
受験に落ちてから数日程は引きずるかもしれないですが、新たな目標ができることでいつまでも落ち込んでばかりいられなくなるはずです。
最後に…
受験失敗の相手が友人なら、受験に落ちたという事実に触れずに遊びに誘ったり、時間を共有することを心がけて下さい。
受験に落ちた本人(友達)からは、なかなか話しかけ辛いと思いうので、最初の一言はあなたから発する方がいいでしょう。
自分から何かメッセージを発してくれた時に初めて、それに反応してあげればいいのではないでしょうか。
そして、子供が受験に失敗した時は、「受験に失敗したって自分たちはあなたの味方、どうってことない、よく頑張った。」としっかり肯定してあげてください。
受験失敗を子供以上に悲しむのだけはやめて下さいね。
受験に落ちた人への関わり方は、自分が当事者でないだけにすごく難しいと思います。
気を遣うのは当然だとは思いますが、いつも通りに接して「早く立ち直ってほしい」という素直な気持ちだけを相手に伝える努力をするのが一番でしょう。