
冬の終わりを感じ始め、だんだんと春めいてくると沖縄では海開きの情報が出始めます。
沖縄は気候が暖かいため、本土よりもかなり早い時期に海開きをしているようです。
そうなると、具体的にいつから海に入れるのか知りたいですよね。
また、一度沖縄の海を見た人であれば誰もが感じる、海の美しさの理由についても気になります。
今回、沖縄の海はいつから入れるのか、そして、沖縄の海が綺麗な理由の二点についてまとめました。
目次
沖縄の海はいつから入れるの?
沖縄と言えば、ダイビングや海水浴など海のレジャーを楽しむ場所と答える人も多いと思います。
沖縄は気温が本土よりも暖かいため、本土よりは早く海に入れるのはもちろん、入れる期間が長いようなイメージもありますよね。
沖縄の海は、いったいいつから入ることができるのでしょうか。
さっそく、いつからいつまで入ることができるのかまとめてみました。
沖縄の海開きは3月下旬~4月
まだ少し肌寒い時もありますが、春分の日前後を皮切りに、数日おきに各ビーチで海開きが行われます。
3月下旬といえば、本土ではようやく春の訪れを感じ始める頃なので、沖縄との温度差を感じざるを得ませんね。
しかし、いくら沖縄と言えど、3月下旬では気温も水温も海水浴に適しているとは言い難いので、天候や体調をしっかりと見極める必要があります。
海水浴に最適なのは6~9月
梅雨明け直後から、夏休み後の期間がベストです。
9月は台風の影響が出てくるので、海のレジャーは大変危険です。
台風シーズンは特に、台風情報をしっかりチェックする必要がありますね。
シュノーケリングなら5~10月が最適
ウェットスーツを着るため、海水の温度が多少低くても問題ないので長期間可能です。
最適な時期は5~10月ですが、オフシーズンと言われる11~2月頃でも気温が高い日なら問題なくシュノーケリングができます。
渡嘉敷島や座間味島など20以上の島々からなる慶良間諸島や、石垣島などはシュノーケリングだけでなく、ダイビングスポットとしても知られているのでおすすめです。
海に入れるのは10月中旬頃まで
この頃には海水温も低くなってきますが、陽気次第では入ることも可能です。
ただし、10月後半になると沖縄本島は寒くなるので海に入るのは難しくなります。
しかし離島であれば、本島よりも比較的暖かいので入れるところがあります。
例えば、竹富島は遠浅で、海の中を遠くまで歩けるので泳ぐのが苦手な人もきっと楽しめるでしょう。
こうしてみると沖縄の海には、気温や天候にはよりますが、冬以外ほぼ1年中入れるというのが分かります。
ただ、沖縄の地元の人はなぜかあまり海で泳いだりはしないそうです。
本土の人間からすると、「レジャーに最適な綺麗な海があり、気候が良いのにもったいない」とつい思ってしまいますね。
沖縄の海が綺麗な理由とは?
沖縄といえば、誰もが思い浮かぶのが「綺麗な海」ではないでしょうか。
本土の海と比べると、格段に差があるように思えますが、なぜ沖縄の海はこんなにも綺麗なのでしょうか。
その理由は「サンゴ」と「黒潮」にありました。
沖縄の海に欠かせない「サンゴ」「サンゴ礁」の存在
サンゴは体内で光合成を行い、海水の二酸化炭素を吸収、酸素として吐き出すことで海の水を綺麗にしています。
サンゴのすごいところは、酸素を吐きだす際、酸素の他にミネラルも一緒に出していることで、これにより、さらに浄水効果を高めているのです。
つまり、サンゴの浄水効果のおかげで沖縄の海は誰もが認める綺麗さを誇っているのです。
ただ、そのサンゴも地球温暖化の影響で白化現象が進んでいるのが現状です。
※サンゴの白化現象
ストレスや高水温などにより、サンゴ組織の白い骨格が透けて見える現象のこと。
この状態が長時間続くと、光合成が出来なくなり死滅してしまう。
現在、サンゴの白化現象を少しでも防ぐために、サンゴやサンゴ礁の保全活動が進められているそうです。
沖縄の綺麗な海をずっと見られるように、サンゴを大切にしたいものですね。
暖かい海流「黒潮」の影響
沖縄の海には、日本海流と呼ばれる黒潮という海流が流れています。
黒潮は、プランクトンが少なく流れも速いため水が透き通っています。
この透明度が高い黒潮の海流のおかげで、沖縄の海が綺麗と言えるのです。
沖縄は日本の中でも特別な気候を持ち、綺麗な海に囲まれています。
この綺麗な海を保つには、サンゴ礁を守らなければいけません。
温暖化にストップをかけ、いつまでも綺麗な海でレジャーを楽しめたらいいですね。
沖縄早く行きたいよー