
最近、雑誌やテレビでも話題のゆずこしょう。
九州が発祥の薬味で、唐辛子を使った香辛料のことですが、
九州の一部では唐辛子を「こしょう」と呼んだ為に
この呼び名が定着したようです。
最近は商品として販売もされていますが、
風味をより楽しむために、今回、自宅でのゆずこしょうの作り方、
そして保存方法と賞味期限についてまとめたいと思います。
また、ゆずこしょうを使ったレシピも合わせて
紹介しておくので参考にしてみてください。
目次
ゆずこしょうの作り方や保存方法・賞味期限は?
鍋やお刺身の薬味などとして食されている、
ピリッと美味しい調味料「ゆずこしょう」。
ゆずこしょうの歴史は意外に浅く、
まだ50年ほどしか経っていません。
そんなゆずこしょうを手作りしたい方のため、
作り方についてまとめました。
ゆずこしょうの作り方
材料
- 青柚子(ゴルフボールくらいの大きさ)・・・10個
- 青唐辛子(生)・・・・・・・200g
- 粗塩
作り方
1、青柚子と青唐辛子は洗い、水を切っておく。
2、青唐辛子は縦半分に切り、ヘタを取り、スプーンで種を取り除く。
3、青唐辛子をみじん切りにしたものをすり鉢に入れ、
ペースト状になるまですりつぶす。
4、青柚子の皮をおろし金ですりおろす。(すりおろすことで香りが強くなります)
白い部分が入り過ぎると苦みが強くなりますが、
神経質になる必要はありません。
5、3に4を入れ軽くすりつぶすし、重量の12%程度の粗塩を加え、
へらで混ぜ合わせる。
6、香りづけの為、6に柚子のしぼり汁を数滴垂らす。
7、熱湯消毒済の容器に入れて保存すると、その後1週間ほどで
食べられるようになります。
ゆずこしょうの保存方法と賞味期限については、
- 冷蔵庫で保存 → 1週間以内
- 冷凍庫で保存 → 1年以内
を目安に使い切るようにしましょう。
ただ、ゆずこしょうは香りを楽しむものでもあるため、
長期保存しすぎると風味を損ねることもあっておすすめしません。
特に、自分で作ったものは早めに使い切るようにしましょう。
最後に注意点ですが、ゆずこしょうを手作りする時は
換気を十分にしてゴム手袋を着用することを忘れずに。
そうしないと手がヒリヒリして大変な事になってしまうので。
ゆずこしょうアレンジレシピ!
ゆずこしょうは、薬味として様々な料理のアクセントに
使用することができます。
自分で作ったゆずこしょうを使い、
様々な料理に使用してみましょう。
まず、ゆずこしょうのアレンジレシピを紹介します。
・ゆずこしょうドレッシング
ゆずこしょう1に対し、オリーブオイル2の割合で混ぜ合わせれば完成です。
冷蔵庫に入れておくと4~5日ほどもちます。
・ゆずこしょうみそ
材料
- みそ 大さじ4
- 長ねぎの白い部分(みじん切り) 1/2本
- 白ゴマ 大さじ2
- みりん 大さじ3
- ゴマ油 大さじ1
- ゆずこしょう 小さじ1
作り方
- 材料を鍋に入れよく混ぜる。
- 1を弱火にかけ、焦がさないようによく練り混ぜる。
- 全体がふつふつしてきたら火を止め、ゆずこしょうを加える
冷蔵庫で約2ヵ月保存可能。
ゆずこしょうをひと手間加えてアレンジしてみると、
また料理の幅が広がりますね。
続いてゆずこしょうを使った、おすすめのレシピを紹介します。
・春キャベツのサラダ
材料(3人分)
- キャベツ1/4玉
- ツナ缶 1缶
- ゆずこしょう 小さじ1
作り方
- キャベツは洗って一口程度のざく切りにする。
- 1の水気を取りボウルに入れる。
- 2にツナとゆずこしょうを混ぜる。
柔らかい春キャベツをお手軽に、かつ存分に味わえる一品です。
・白菜と豚バラ肉のゆずこしょう煮
材料(4人分)
- 白菜 1/2株
- 豚バラ肉 300g
- 出し汁 300ml☆
- しょうゆ 大さじ3☆
- みりん 大さじ3☆
- 砂糖 小さじ1☆
- 柚子こしょう 小さじ1☆
作り方
- 白菜を横半分に切る。
- 1の白菜と豚バラ肉を交互に重ねるようにして圧力鍋に入れる。
- この時に白菜の芯の部分を鍋の下方、柔らかい部分が上方になるように入れる。
- 材料で☆印が着いている調味料をすべて混ぜ、2の材料に上からかける。
- 鍋に圧力がかかったら中火で3分加圧し、火を止める。
- 圧力が下がるまで放置する。
冬の定番料理ですが、いつもの味に飽きてしまったなと
感じた時には、ゆずこしょうの風味が食欲をアップしてくれます。
工夫次第で色々な料理に重宝しそうなゆずこしょう。
せっかく、手作りゆずこしょうを作ったのであれば、
是非チャレンジしてみてください。