
時代の流れなのか、現代は結婚に対して興味を持たない人が多い時代となりました。
中には、結婚適齢期を過ぎて結婚を諦めた人や、一生独身でいいと考えている人もいるでしょう。
しかし、一生独身を選択すると結婚した場合と比較して、不安なポイントはたくさんあると思います。
また、その不安をなくすために、今から最低限しておくべきことについても知っておきたいですよね。
今回、一生独身を決めた場合、老後の不安なポイントや老後までにしておくべきことについてまとめました。
一生独身に付きまとう不安要素とは?
まず、一生独身を決意した時、将来、必ず直面するであろう不安なポイントについてまとめます。
人間関係について
仕事を退職した後、その後の生活は一人で楽しむことが出来るのか?といったものです。
その時、一緒に時間を楽しめる友人や知人、家族がいればいいかもしれませんが、そのような人脈が無ければ少し寂しい老後になるかもしれません。
また、病気をした場合に看病してくれる人がいなかったり、介護してくれる人がいないという時にも、寂しさや不便を感じるでしょう。
自分の両親の老後について
両親が要介護状態になった時、自分は仕事や用事で対応できないこともあります。
もし、結婚して家族が出来て自分以外にも信頼して頼れる人がいたら、このような心配は少なくなりますよね。
お金について
マンションや一戸建てを購入しておけば、支払いさえ終了すれば後は維持費のみの出費となります。
しかし、賃貸の場合は、仕事を定年退職した後も一生家賃を支払わなければなりません。
また、老後の生活費については、夫婦二人の年金生活というものと、自分ひとりの年金生活となれば負担も変わってきます。
さらに、家族がいれば、自分の子供などから老後の支援を受けることが出来るかもしれませんが、子供がいなければそのような協力を期待することはできません。
健康について
老後の健康面はもちろん、健康を崩した際の介護の金銭的負担です。
一生独身の場合は、誰か他人の介護サービスを受けなければ生活困難となる場合があります。
支えてくれる人がいないといった精神的負担と、サービスや治療を受ける金銭負担がのしかかってきます。
以上、一生独身の場合の不安なポイントについてのまとめを終わります。
ただ、一生独身でいることは、デメリットばかりではありません。
まず、時間的なゆとりが結婚した場合よりも多く生まれ、旅行をしたり、買い物したりと、一人ではありますが、家庭に縛られない自由な生活を満喫出来ます。
貯蓄の面でも、子育ての資金を必要としない分、結婚した場合よりも金銭的余裕が生まれます。
それを、趣味や楽しみに使うこともできますし、将来の自分の生活を潤わすために貯蓄をすると言った選択をすることもできます。
また、投資や、運用など、もし家族がいれば反対されて行いにくい金銭管理も、自分の思うままに行え成功すれば大きな利益になることも考えられます。
いかに自分らしい充実した生活を行うことができるか、一人でいる分、他者からの制約なく自分の人生を送ることが一生独身の最大のメリットと言えるでしょう。
老後までに最低限しておくこととは?
まず、元気なうちに自分に出来るキャリア取得が必要です。
一生独身を貫くということは、定年まで働き続けることを意味します。
将来、安心して生活したり、稼ぐことが出来るようにするために、手に職をつけることは必須ですし、財となる資格を持っておくこともおすすめします。
次に、貯蓄です。
世の中お金がすべてとは一概に言えませんが、お金があれば大抵のことができます。
家の家賃や維持費の支払い、病気の治療、介護施設への入居、老後の趣味の資金 等
すべてお金が必要で、支払う金額に応じて、よりクオリティーの高いサービスを受けることができます。
一人でいるということは、誰かに何らかの協力を得なければならない時が必ず来るので、それに対応できる財力は必要です。
最後に、心を許せる友人を多く作ることです。
結婚しないのであれば、同性でも異性でもいいので、できるだけ若いうちに心を許せる親友を作っておくべきです。
そうすることで、痴呆や孤独死などのリスクを減らすことが出来ますし、なにより家族がいなくても充実した老後を過ごすことが出来ます。
共通の趣味を持つ友人を多数作っておけば、老後の生活も変わってくるでしょう。
最後に…
自由を満喫するために、一生独身を進んで選択するのは悪いことではありません。
しかし、一生独身を選ぶのであれば、今後の人生プランの設計は絶対にしておくべきです。
一生独身を決めた瞬間から、ひとつの楽しみとして、老後のシミュレーションを実行できるようになれば、きっと充実した人生を送ることができるでしょう。