
窓や壁、家具などに付いたセロハンテープを剥がすと跡が残ってしまったという経験はありませんか?
特に、長時間貼っていたものは、テープのフィルム部分だけが剥がれ、粘着部分は残ってしまうことがあると思います。
そんなベタベタして嫌なセロハンテープの跡ですが、実は、簡単キレイに消す方法があるのです。
また、「植物系」と書かれたセロハンテープをよく見ますが、原材料は何なのでしょうか。
今回、セロハンテープの跡をキレイに消す方法と、原材料についてまとめました。
目次
セロハンテープの跡を消す方法一覧
セロハンテープは種類によって、少し時間を置いただけでも跡が残ってしまうものがあります。
とくに、安物のセロハンテープなんかは一度貼った後にすぐ剥そうとしても、ちぎれて剥がれなかったり、剥した後がベタベタしてしまいます。
また、どんなセロハンテープでも張った後に年月が経つと黄ばんだりして、剥すだけでも一苦労な上、剥した後もベトベトしていますよね。
そんな、剥した後のベタベタをキレイに消すための方法を、以下に紹介していきます。
シールはがし
シールはがしとは、剥がしたい箇所にスプレーしゆっくり剥がすとキレイに取れて、剥し跡をヘラで擦れば跡も残らないという便利なものです。
昔から一般的に販売されていますが、今では100円ショップなどで安く購入することが可能です。
ただ、安いものは効果が薄い場合があるので、頑固なテープ跡にはホームセンターなどで販売されている強力なタイプのものをおすすめします。
消しゴム
テープを剥がした跡、ベトベトしている部分をゴシゴシとこするだけで跡がキレイに消えます。
ちょっとしたベタつきくらいなら、簡単でお金もかからないのでおすすめです。
ライターオイル
セロハンテープの跡にオイルをたらし、雑巾やティッシュなどで拭き取れば跡がキレイに消えます。
時間を置かず、すぐに拭くのがポイントです。
オイルは臭いが強めなので、換気には注意しましょう。
こちらも100円ショップで購入することが出来ます。
お酢
お酢は、粘着部分を溶かす成分があるため、テープ自体がなかなか剥がれないという時にもおすすめです。
ティッシュやコットンなどにお酢を染み込ませ、セロハンテープやシールに当てて2、30分程置いておきます。
そうする簡単に剥がれるので、後はお酢がしみ込んだティッシュやコットンで剥した後をふき取ればベタベタもきれいに消えます。
中性洗剤(台所洗剤)
セロハンテープの跡に洗剤をつけ10分程度置いた後、その部分をヘラなどでこするだけで簡単にキレイに跡を消すことができます。
これは、中性洗剤に含まれる界面活性剤が、粘着部分とのすきまに入り剥がれやすくしてくれるためです。
剥した後は、セロハンテープを貼っていた部分の変色を防ぐため水ぶきで洗剤をしっかり落としておきましょうね。
ベンジンや除光液などのシンナー系
ベタベタの部分に染み込ませて、少し時間を置いてふき取りましょう。
シンナー系の液体のため換気が必要ですし、ゴムパッキンなどに触れてしまうと変色やひび割れの原因にもなってしまうため注意してください。
シールはがしや除光液は、ベタベタが付いている部分を溶かしてキレイにするので、使用するものに注意して下さいね。
まず、消しゴムやお酢を実践してみて、どうしても無理な場合は、除光液やシールはがしを使うようにしましょう。
多くが家庭にあるものなので、お金をかけずにセロハンテープの跡をキレイに出来そうですね。
セロハンテープの原材料とは?
セロハンテープは何から出来ているのかご存知ですか?
植物系セロハンテープでは部分ごとに原材料が違うため、以下に部分別にまとめます。
セロハン部分(フィルム部分) → 樹木のチップ
透明のテープ部分であるセロハンは、樹木のチップ、木のくずから作られています。
再生可能な資源のため、天然素材となっています。
そのため廃棄後の焼却の際に、有害ガスを発生させることがありません。
接着剤 → 天然ゴムや天然樹脂
樹脂の大半は、松などの樹液から作られている天然素材です。
巻芯 → 再生紙
古紙が原料となっている再生紙が使われています。
原材料のほとんどが天然素材というのは意外だったのではないでしょうか?
セロハンテープは便利な上、地球にも優しいのです。