
昔から、朝ごはんやお弁当の定番おかずとして定着している卵焼き。
卵焼きが「嫌い」という人に出会ったことがないくらい、みんなから愛されているおかずですよね。
そんな卵焼きですが、お弁当に入れるため、たくさん作って冷凍しておくと便利なので、冷凍する方法と解凍の際のコツを紹介します。
また、料理のプロが作ったようなふわふわの卵焼きを、簡単に作ることができる方法についても伝授したいと思います。
ふわふわの卵焼きを作りたい方、冷凍保存後、解凍してもおいしく食べられる方法を知りたい方は、是非、参考にして下さい。
冷凍保存しても美味しい卵焼きの作り方
卵焼きほど各家庭によって味が変わるものもないような気がします。
甘い卵焼き、塩をきかせた卵焼き、本格派のだし卵焼きなど、入れる調味料や作り方まで違いが出ます。
そんな卵焼きを「お弁当に入れたい」と思った場合、朝から作るのは結構手間がかかります。
時短できるものなら時短したいけど冷凍すると味が落ちるし・・・というのは間違いで、卵焼きは美味しいまま冷凍保存することが可能です。
「卵焼きを冷凍する」と聞いて真先に思い浮かぶのが、表面も中身もパッサパサ、スカスカの卵焼きです。
冷凍すると水分が抜ける、というのが固定のイメージであるので、卵焼きが冷凍出来ると言われても半信半疑だと思います。
ですが、ちょっとしたひと工夫で簡単に美味しく食べられる冷凍卵焼きが出来てしまうのです。
まず、卵焼きを作る際にみなさんは何を入れていますか?
醤油、みりんなど色々あると思いますが、いつもの調味料の中に、砂糖またはマヨネーズを入れるだけで、冷凍しても美味しく食べられるようになります。
マヨネーズは味が残るのでは?と思われるかもしれませんが、実際火にかけると溶けてしまうのでほとんど気になりません。
なぜ、マヨネーズを入れるだけで冷凍しても美味しく食べられるのかというと、
- 加熱することにより、結合するタンパク質に乳化した植物油や酢が入り込む
- 乳化した植物油は冷めても固くならない
上記の二点が作用しているからです。
そのために、冷凍してもパサパサ、スカスカにならずやわらかいままなのです。
マヨネーズ入りの卵焼きを作る時、卵以外の調味料を全て先に混ぜておくこと、半熟状態ではなくしっかりと中まで火を通すことが調理のポイントです。
卵焼きの冷凍&解凍方法
次は、マヨネーズ入り卵焼きの冷凍保存の方法です。
まず、保存する前に出来上がった卵焼きの粗熱を取ることが大切です。
何でもそうだと思いますが、温かいまま入れてしまうと他の食材へのダメージもあるので注意しましょう。
卵焼きは塊で冷凍するのではなく、切り分けた状態で、食べる分ずつラップに包みタッパーやフリーザーバッグに入れましょう。
これで冷凍保存は完璧です。
そして、食べる時の解凍方法ですが、食べる前日に冷蔵庫へ移し、自然解凍するのがベストです。
もしお弁当に入れたい場合、夏場であれば凍ったまま入れておくだけで、お昼にはちょうどいい状態になります。
卵焼きを冷凍保存しておけば、時短お弁当レシピとしても大変重宝するでしょう。
ちなみに、「今すぐ食べたい!」という場合は、電子レンジで温めましょう。
その際、熱を通しすぎないのがポイントなので、数秒ずつ様子を見ながら温めることをおすすめします。
主婦にとって時短は命ですが、これほどまでに簡単な方法なら活用しない手はないですよね。
卵焼きをふわふわに作る方法
卵焼きはやっぱりふわふわに作りたいものですよね。
お酒や牛乳を入れるなど、独自の方法をお持ちの方もいると思いますが、今回、先ほどから大活躍している調味料のマヨネーズを入れる方法をおすすめします。
マヨネーズの分量は、卵焼き二人分(卵4個)で大さじ1杯を目安として、自分が一番美味しいと思える量に調節していきましょう。
また、卵のかき混ぜ方もふわふわに作るコツのひとつです。
しっかり混ぜた方が良いと考え、毎回頑張ってしっかり混ぜている人も多いと思いますが、実は、卵はあまり混ぜない方がいいのです。
混ぜすぎない卵は、焼いた際に出来る気泡を外に出さないという驚きのパワーを発揮してくれます。
お店などでは中身がギュッと詰まったものが主流ですが、家庭では上記のやり方でふわふわの卵焼きを作ってみてはいかがでしょうか?
今回、マヨネーズを加えるだけで、ふわふわで冷凍保存にも強い卵焼きができるということが分かりました。
身近にある調味料で美味しい卵焼きが作れるのは嬉しい限りですよね。