意味・由来

のれん分け、フランチャイズの違いとは?それぞれの意味について

のれん

 

商業の世界でよく耳にする、「のれん分け」と

「フランチャイズ」という言葉。

 

のれん分け制度は、江戸時代から続いていると

言われています。

 

またフランチャイズに関しては、アメリカで誕生し

日本に導入されたのは1960年代というので、

日本での歴史はまだ浅いですね。

 

のれん分けとフランチャイズ、同じような意味がありそうですが、

違いは何なのでしょうか。

 

今回、のれん分けとフランチャイズの違いや

それぞれの意味についてまとめました。

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のれん分けとは?

のれんはお店の入り口に掲げられていて、家紋や屋号が

書かれていることが多いため、その店の顔ともいえる存在です。

 

のれん分けの目的は、長年勤めてきた従業員や弟子に

一般的に「のれん」と言われる商号、信用、技能のノウハウを伝え、

格式や伝統を守るところにあります。

 

主家と分家の間に契約関係は無く、完全な

独立経営を認めるものです。

 

主家を中心として団結心と仲間意識は強く、

契約関係は結んではいません。

 

しかし、一家からの離脱は起こりにくく「のれん」を守ることが

信用と名声につながり、名誉なことであるとの意識が強いのが特徴です。

 

ただ、はっきりとしたルールがない為、主家と分家との間に

トラブルが発生する場合も多々あります。

 

事例としては、「餃子の王将」と「大阪王将」の分裂があります。

 

餃子の王将で修業をした親戚が、大阪王将を立ち上げたのですが、

大阪王将は、餃子の王将の意と反し、餃子の王将の

発祥の地である京都にまで進出してきました。

 

それに腹を立てた餃子の王将が、大阪王将を提訴したというものです。

 

結局、裁判にまでなったものの和解で解決はしましたが。

 

のれん分けは、伝統を重んじる気持ちの上に成り立つ制度なので、

その精神が共通していることが肝心なのでしょう。

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フランチャイズの意味は?

プロ野球の興行権のことも「フランチャイズ」と言いますが、

ここでは流通のフランチャイズについてみていきます。

 

フランチャイズとは、アメリカで発展したビジネス、商売の一形態です。

 

利益を生み出すための事業戦略や資材などを提供する本部を

「フランチャイザー」と言い、加盟店を「フランチャイジー」と呼びます。

 

その二者から成り立ち、双方が契約を取り交わして

事業を拡大していく方式です。

 

契約を交わした二者には、それぞれに権利と義務があります。

 

まず、フランチャイザーはフランチャイジーを

サポートする義務があります。

 

そして、フランチャイジーは契約通りの商売をすることや、

一部利益をフランチャイザーに還元することが義務付けられています。

 

フランチャイジーは、すでにできあがっている商法を利用できるので

リスクが極めて少ないのが利点です。

 

フランチャイズビジネスの業種は様々で、よく知られたところでは、

コンビニなど小売業、ファーストフード、ラーメン店などの

外食産業や不動産業などがあります。

 

ちなみに、世界初のフランチャイズはアメリカの

ケンタッキーフライドチキンなのだとか。

 

日本に導入されてから右肩上がりに伸びている

ビジネス戦略なので、身近なところに多数存在していますね。

 

 

 

のれん分けとフランチャイズの違いとは?

「のれん分け」と「フランチャイズ」、両者の大きな違いは、

契約関係があるかどうかということが一番のポイントになります。

 

のれん分けは、のれんを守ることを目的とした精神性の上に

成り立つ制度であり、基本的に第三者というよりも

従業員を独立させるものです。

 

一方のフランチャイズはビジネスの手法のひとつであり、

目的は事業の拡大で、のれん分けとは違い、

従業員でないといけないというルールもありません。

 

似たようなニュアンスで捉えがちですが、

根本的に全く次元の異なるシステムだということですね。

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