
降り積もった雪を綺麗に雪かきしたいと思っても、実際行ってみるとかなり大変で、慣れないとすごく疲れてしまいます。
誰もがなんとなくスコップを持ち一生懸命行っている雪かきですが、コツが分かれば、きっと効率良く作業を進めることができるはずです。
また雪かきをする際、用意しておくと効率よく作業が行える道具も知っておくと役に立つでしょう。
今回、雪かきのコツや注意点、あると便利な道具についてまとめました。
目次
雪かきのコツと注意点
まず、雪かきを行う上で知っておいてほしいコツと注意点をまとめます。
しっかりと準備運動をする
雪かきは腰や腕に負担がかかってしまうため、いきなり何もせずに行うと筋肉痛や腰を痛める原因になります。
寒さで体が温まりにくい点も考え、体全体を動かしたりストレッチをしてから雪かきを行いましょう。
雪かきは体全体で
腕や上半身の力だけでなく、足・腰もしっかりと使い雪かきをするようにしましょう。
腕の力のみで雪かきをしていると、すぐに疲れてしまいます。
また、前傾姿勢になりすぎても腰や上半身のみに力がかかってしまうのでよくありません。
しっかり背筋を伸ばして雪かきが行えるように、姿勢にも注意しておきましょう。
腰をひねらない
前を向いたまま後ろに雪を投げるように捨てる方法は楽に思えますが、実は腰にものすごく負担がかかっています。
腰をひねらないように意識して、雪を捨てる場合は体全体を捨てたい方向に向けてから行いましょう。
排水溝や排水路を確保する
降り積もった大量の雪を、邪魔にならないよう隅っこに集めているだけの雪かきは効率が良いとはいえません。
雪が溶けて流れていく排水溝や排水路の確保をしておきましょう。
そうしないと、溶けた雪が凍ってしまい、さらにめんどくさいことになります。
雪が溶けた水の行き場を作ってあげることで、自然に雪が溶けていく効率を上げることができるのです。
日影には雪を溜めない
当たり前ですが、日影にある雪はなかなか溶けてくれません、雪を捨てる時は、一日中、日が当たる場所に捨てるようにしましょう。
人が通れる幅の道作りを優先に
雪が積もってしまった際、道全部にある雪を雪かきしようと思わないようにしてください。
まずは、1人が通れるくらいの幅の道を作ることを目標に雪かきを始めて下さい。
道を確保することが出来てから、徐々に道幅を拡大していくイメージで大丈夫です。
最後に、雪かきを行う上での注意点ですが、雪かきを一人だけでするのは避けるようにしましょう。
ただ雪を除けるだけの作業と言えど、滑って怪我をしたり、屋根の雪が落ちてきて下敷きになったりする危険が潜んでいます。
特に、
- 降り積もった雪の量が多い
- 人通りが少ない場所
- 子供や高齢者が雪かきを行う
このような場所や状態で、一人で雪かきをするのはものすごく危険です。
常に、お互いをチェックできる環境で2人以上でするようにしてください。
雪かきに便利な道具
次に、雪かきの時に用意しておくと便利な道具を紹介しておきます。
ちりとり
比較的、薄く積もった雪に最適なのが「ちりとり」です。
幅が広く、手持ちで簡単にすくうことが出来るのであると便利です。
防水加工済みの手袋
よく軍手で雪かきを行う人がいますが、軍手は水を吸うとすごく冷たくなります。
これでは、手がひび割れやしもやけになってしまいますし、雪かきの効率も下がってしまいます。
雪かきには防水加工してある、スキーや作業用の手袋を用意しておくのがベターです。
スコップ
こちらは、アルミ製のものとプラスティック製のもの、2本あれば用途によって使い分けられるので便利です。
プラスティック製のものはスコップ自体が軽いので体への負担も軽くなります。
新雪や凍っていない軽い雪を運ぶのに使いましょう。
アルミ製のスコップは、凍ってしまった雪を割ったり、水を吸った重たい雪を運ぶ時に必要です。
ちなみに、雪かきをする際は、雪を四角くブロック状にして運ぶと効率が良いですよ。
スノーダンプ
こちらの道具は雪国でよく見かけるものです。
多くの雪が降った際、スコップよりも一度で大量の雪をかくことが出来るので便利です。
また、雪を持ち上げる作業も減らせるため、女性でも比較的楽に雪かきできます。
スコップで集めた雪を乗せて一気に運ぶという使用方法も、雪かきの効率アップにはおすすめです。
以上で雪かきのコツと、あると便利な道具についてのまとめを終わります。
寒い屋外で長時間雪かきをしないためにも、コツと便利な道具を駆使して効率よく雪かきを終わらせましょうね。