
独特な匂いが原因なのか、本屋で本を選んだり立ち読みしてると突然便意を感じることはないですか?
不思議だなと思い知人に聞いてみたところ、「有名な話だよね!」なんて言われて衝撃を受けました。
本屋にいるとなぜトイレに行きたくなるのか…便意を感じる理由はいつくかあるようです。
もし便意が起こるメカニズムを解明できれば、便秘解消に応用できる可能性だってあります!
今回、本屋でトイレに行きたくなる理由をお伝えします。
目次
本屋で便意を感じる人は多い?
普段会話の中でさすがに便意の話はしないので、他人が本屋で便意を感じるかなんて気にしたことない人がほとんどだと思います。
ただ本屋にいるとトイレに行きたくなる人は非常に多く、本屋で便意を感じる現象には“青木まりこ現象”という呼び名までついています。
「青木まりこ現象」とは?
青木まりこさんは便意を研究している学者ではなく、30年程前、ある雑誌に「本屋へ行くと便意を催すようになった」と投稿した人物です。
この投稿をきっかけに「私も同じ!」という意見が多数寄せられ、本屋で便意を感じる現象は多くの人が経験済みだと判明。
自分だけと思っていた本屋での便意が人類共通の現象と分かったことで、きっかけとなった人物の名前から“青木まりこ現象”と名付けられました。
私は青木まりこ現象が流行った世代の人間ではなかったのか、この呼び名を聞いたことがありませんでした。
ただ多くの人に共通して起こる現象であれば、なぜ本屋でトイレに行きたくなるのか、そこにはちゃんとした理由があるはずです。
なぜ本屋でトイレに行きたくなる?理由は?
結論からいえば「青木まりこ現象が起こる理由はこれ!」と断定できる理由は、現時点では存在しません。
ただ本屋にいくと漂っている独特の匂いや、本を読んだり選ぶ際の精神状態が便意を感じる理由に関係していると考えられています。
最も有力視されている本屋で便意を感じる理由は以下の2つです。
インクの匂い
本屋に入ると、本の印刷に使われているインクの独特なにおいが漂っていますよね。
インクに含まれる揮発性の化学物質が、便意を感じる原因である可能性が高いと考えられています。
しかし医学的に本の印刷に使われるインクと便意の関係が解明されたわけではないので、あくまで可能性の一つにすぎません…
副交感神経の刺激
副交感神経は入浴や休息など、リラックス状態の時に活発になる神経で、便意は副交感神経が優位の状態の時に感じます。
本屋へ行くと好きな本を選ぶ行為や、好きな本を読んでいる状態をイメージさせる“インクの心地良い匂い”が副交感神経を刺激します。
この刺激が原因でトイレに行きたくなるのではといわれているのですが、青木まりこ現象は子供にも起こります。
子供も本屋でリラックスするのか…と考えると、なにか他の理由もありそうな気がします。
便秘解消効果を期待し、本屋の香りスプレーも販売されている!
本屋で便意を感じる理由がインクの匂いなら、本屋の香りを再現できれば強制的に便意を誘発でき、便秘も解消できるかもしれません!
実際、本屋の匂いに目をつけた企業は存在していて「本屋の香りスプレー」という商品が販売され、テレビでも紹介されたようです。
その「本屋の香りスプレー」がこちら。
本屋で便意を感じない人には何の効果もないですが、一部の人にとっては画期的な商品といえるかもしれませんよね。
しかも「本屋の香りスプレー」は近畿大学の教授が監修しているので、おふざけではなく本気の商品であることが分かります。
この商品を実際に使用した人の口コミの中には、
- リラックスした状態で匂いを嗅ぐと、トイレに行きたくなった
- 匂いを嗅ぐ度に便意を感じることはないが、何回か使用して効果を実感!
という便意を誘発する効果を示す内容もありました。(ただ世の中そんなに甘くはないので、効果なしの口コミの方が多いのは確かですが…)
さすがに匂いで便秘解消なんて夢物語だと思いますが、少なくてもスプレーの口コミから本屋で起こる便意にインクの匂いが関係していることが分かります。
今後さらに研究が進み、本屋と便意のメカニズムが解明できれば、より画期的な商品が開発されるかもしれませんね!
まとめ
本屋に行くと便意を感じる現象は多くの人が体験しているので、少なからず便意を催す何かが本屋にはあるはず…
今後研究がすすめば、将来は“鼻から吸引する即効性のある便秘薬”なんかが発明されるかもしれません。
とりあえず便秘体質で本屋でトイレに行きたくなった経験がある人は、本屋の香りスプレーを試してみる価値はありそうですw