
外出すると、つい購入してしまうジュースやお茶などのペットボトル飲料。
開封したものの全部飲み切れずに家へ持ち帰ったり、数時間や数日かけて少しずつ飲んだ経験がある人も多いのではないでしょうか?
ペットボトル開封後、時間が経過した後に飲む場合、気になるのが賞味期限です。
常温、もしくは冷蔵庫で保管した場合の違いや、お茶や炭酸飲料によって賞味期限が変わるのかも知りたいところ。
今回、開封後ペットボトル飲料の賞味期限を炭酸やお茶など飲み物の種類別、また保管状況別にまとめました。
ペットボトルの開封後の賞味期限は?
ペットボトル飲料は未開封の状態だと数カ月間スーパーやコンビニで販売されるので、開封後も2,3日程度なら問題なく飲めそうですよね。
開封後のペットボトル飲料は、飲み方や保管方法により賞味期限が大きく変わります。
今から飲み方や保管方法別の賞味期限をお伝えしますが、あくまで“確実に安全に飲める期限”を基準にしています。
そのため「書かれていた賞味期限より日にちが経っていたけど大丈夫だった!」なんて意見があるかもしれません。
“もしかすると飲めるかもしれない”といったような、きわどい期限はお伝えしないので、自分感覚の賞味期限とは比べないでくださいね(^^)/
直飲みした場合の賞味期限
500ml以下のペットボトルは直飲みの場合が多いですが、お茶・炭酸・ジュースなど飲み物の種類に関係なく24時間以内に飲み切るようにしてください。
直飲みすると口に付着している菌がペットボトル内に入るため、短期間で繁殖する可能性があります。
とくに夏場は危険で、気温が高いとペットボトル内の飲み物の温度も上昇しやすく、菌が繁殖しやすい状況になります。
24時間以内に飲み切るのはもちろん、夏場はできる限り開封後のペットボトルを冷蔵庫で保管して、常温で放置しないよう気をつけましょう。
またお金がかかりますが、安全を重視するなら350ml缶などペットボトルではなく、一度で飲み切れる量の飲み物を買うのもおすすめです。
コップに移して飲んだ場合の賞味期限
ペットボトルからコップに移して飲んだ場合、菌がペットボトル内で繁殖するスピードが落ちるため、直飲みの場合に比べて多少賞味期限は伸びます。
ただ開封後すると空気中の雑菌がペットボトル内に入るので、ペットボトルに記載されている賞味期限までもつことはありません。
基本的には飲み物の種類関係なく、96時間以内には飲み切るようにしましょう。
ただし賞味期限が72時間といえるのは開封後、冷蔵庫に入れて保存した場合のみです。
開封後、常温で数時間放置していたペットボトル飲料は、すぐ冷蔵庫に入れて24時間以内に飲み切るのが理想です。
また直飲みした場合同様、夏場はとくに賞味期限を意識して飲み切ってほしいですし、炭酸飲料に関しては保管時間が長いほど炭酸が抜け味の劣化が始まります。
夏場の開封後ペットボトル飲料と炭酸飲料は、賞味期限よりの極力早く飲み切ることを意識してくださいね!
炭酸飲料の炭酸抜けを防ぐ方法!
ペットボトル開封後はどんどん炭酸が抜けて味が劣化する炭酸飲料ですが、炭酸を抜けにくくする裏ワザがあります。
それは“冷蔵庫のポケットなどに、キャップを下にして立てて保管しておく”という方法です。
ペットボトルとキャップの間にできる隙間をジュースで塞ぐことで、炭酸が抜けにくくなり劣化スピードを遅らせます。
簡単にできて効果抜群の方法なので、是非ペットボトルの炭酸飲料を購入した際は試してみてください!
ただしこの裏ワザを実践する際は、キャップを念入りに閉めるようにしてくださいね。(キャップがちゃんと閉まってないと冷蔵庫内が悲惨なことになります…)
まとめ
「ペットボトルはコップで飲んで冷蔵庫に保管すれば、1ヶ月もつ!」
「冬場なら開封後ペットボトルを常温保管しても、1週間は大丈夫!」
ネットの掲示板ではこんな意見もちらほら書かれていますが、今回紹介した期限以上の保管は食中毒の危険性が一気に高まります。
もったいないからといって、長期間保管したお茶や炭酸を飲んで食中毒になってしまうと本末転倒ですよね(^-^;
早く飲み切るのを大前提に、保管するにしても今回紹介した期限は厳守するようにしてください。