
春といえば“出会いの季節”であり、また“別れの季節”でもあります。
仲良しの友達や先輩と離れてしまうのは、何度経験してもつらいものですよね。
卒業式には、昔から“好きな人の制服の第二ボタンをもらう”という習慣があるのを知っている人は多いと思います。
とくに女性なら一度は聞いたことがあるはずですが、この行動には一体どんな意味が込められているのでしょうか?
今回、卒業式に制服の第二ボタンを貰う意味と、さりげない第二ボタンのもらい方をお伝えしていきます。
卒業式で第二ボタンを貰う意味とは?
好きな人の第二ボタンを貰うのが卒業式のプチイベントになっている学校もあるかと思いますが、なぜ第二ボタンなのでしょう?
実は卒業式に第二ボタンを貰うという行動が始まったきっかけは、1960年に公開された映画「紺碧の空遠く」にあります。
この映画は戦時中の話ですが、自分が戦争で命を落とす前に好きな女の子に何か渡しておきたいという思いから”第二ボタン”を託しました。
第一ボタンを渡すと国から支給された軍服がだらしなく見えるため、限られた自由の中で工夫して渡したのが第二ボタンというわけです。
ちなみに第二ボタン以外の制服ボタンにも、それぞれ意味が込められており、1番上のボタンから、
- 自分
- 大切な人
- 友人
- 家族
- 他人
となります。
この順番で数えても二番は「大切な人」になるので、大好きな人の第二ボタンがますます欲しくなりますよね。
ちなみに第二ボタンの意味を知らない人は、「とにかく好きな人、憧れている人の制服のボタンが欲しい!」なんて思っているかもしれません。
第三ボタンや第五ボタンは恋愛対象にはなれない意味を持つので、第二ボタンがダメなら、せめて第一ボタンが第四ボタンを貰うようにしましょう。
第一ボタンは“ボタンの所有者本人”なので、貰ったボタンを分身と思って大切にできますし、第四ボタンは意味を変えれば“家族になる”ととらえることもできるのでw
第二ボタンのさりげないもらい方!
男性は女性よりも圧倒的に第二ボタンの意味を知らない人が多いです。
ただ意味を知らないからと言ってガツガツ貰いに行くと、意中の男性にドン引きされるかもしれません。
あくまでも”さりげなく”、第二ボタンをゲットできるもらい方を紹介します。
すでに交際している相手の場合
交際しているからと余裕でいるのは危険です。
彼氏が第二ボタンの意味を分かっていないと、卒業式当日にあなたより先に第二ボタンをせがまれた女性に渡してしまうかもしれません。
ただ事前に伝えておきさえすれば、彼氏の一番はあなたなのでとっておいてくれるはずです。
卒業式の少し前から「第二ボタンが欲しいから残しておいて」と直球で伝えておきましょう。
伝える時も“制服のボタン”ではなく“制服の第二ボタン”と伝えるのを忘れずに。
ただ卒業式が終わる前にボタンを貰うのはやめましょう。
卒業式の時にきちんと制服を着ていないと生徒指導に怒られるので、晴れの日に嫌な思い出を残さないように気を遣ってあげましょうね。
片想いの相手の場合
片想いしている相手から第二ボタンをもらう場合、「ボタンが欲しい」と伝えるのは告白くらい勇気がいりますし、相手によっては多くのライバルと戦うことになります。
普段からよく話す仲ならまだしも、会話もほとんどしていない先輩とかだと難易度はMAXです。
理想は卒業式までに「第二ボタンが欲しいから残しておいて」と直接伝えることですが、恥ずかしい人はLINEや友達の力を借りましょう。
また卒業式当日は周りに人がたくさんです。
人が多いところでボタンを貰うのはある意味“公開告白”しているのと一緒ですし、ボタンを渡す側だって恥ずかいです。
(とくに相手があなたに好意を抱いていない場合は最悪で、あなたの印象が一気に悪くなる可能性もあります)
ボタンを貰う時はLINEや友達を使い、誰も見ていないところでこっそり渡してもらうようにしましょう。
もちろんもらうのは卒業式が終わった後ですよ!
まとめ
中学、高校と1度しかない卒業式なので、絶対悔いは残したくないですよね!
ここで勇気を出さなければ、好意を寄せている相手に一生会えなくなるかもしれません。
制服のボタンを下さいと言われ嫌な気持ちになる男子はいないと思いますし、相手があなたに好意を持っていれば逆告白される可能性だってあります。
面識が少ない相手でも、第二ボタンがきっかけで恋人まで発展する可能性も十分にあります。
今回紹介したもらい方を実践し、必ず意中の彼の第二ボタンをGETしましょう!