
太陽や強い光を見ると、目がチカチカとして眩しく感じることがありますよね。
しかし、太陽や強い光が出ていないのにも関わらず目がチカチカして眩しいような気がすると感じたことはありませんか?
眩しいわけではないのに目がチカチカするのは病気の疑いがあるのでしょうか。
また、そうであれば治療法についても気になりますよね。
今回、暗闇で目がチカチカしてしまう症状についてまとめました。
暗闇で目がチカチカする一番の原因
暗闇で目がチカチカしてしまう原因はいくつか存在します。
まず考えられる原因として、よくありがちなのが「疲れ目」の症状です。
電子機器が発達した現代では、パソコンやスマートフォン、タブレットやテレビなど1日を通して目を酷使する機会が非常に増えてきました。
パソコンやスマートフォンから発せられるブルーライトが目のかすみや疲れ、ドライアイなどを引き起こす原因と考えられています。
また、細かい文字やパソコンなどのディスプレイを長時間見続けるとまばたきの回数が減り、目が疲れやすくなります。
目の酷使だけでなく、メガネやコンタクトが合っていない場合も、目が無理に視力を調整しようと頑張り、疲れ目の原因になります。
これを放置してしまうと頭痛や肩こり、身体がだるくなるなどの症状も引き起こし、さらに悪化します。
しかし、定期的に目を休るようにして、睡眠と栄養(ビタミン、アントシアニンなど)を十分に摂ることで改善につながるため、症状が極端に悪化することはほとんどないでしょう。
目がチカチカする原因となる病気
疲れ目以外に病気が原因で目がチカチカすることもあります。
ここからは、原因となる病気についてまとめます。
病気1:閃輝暗点(せんきあんてん)
こちらの症状は、頭痛の前兆としても知られている片頭痛持ちの人に多い視覚障害です。
閃輝暗点(せんきあんてん)の主な症状は以下の3つです。
- 視界が歪んだり欠けたりして見える
- 大小さまざまなギラギラした物体が見える
- 点や線が広がったりする
このような症状が出た時、目をつぶって30分くらい経っても同じようなことが続く場合は、閃輝暗点の可能性が高いとされています。
運転中に、閃輝暗点の症状が発生するとかなり危険です。
少しでも症状が現れた場合は、すぐに路肩に駐車し回復するまで休むようにしてください。
閃輝暗点はストレスが原因の場合も多いため、即効性がある治療法として、「天柱」と呼ばれる首の後頭部と首の付け根にあるツボをマッサージするのも効果的です。
中高年の人で片頭痛を伴わない閃輝暗点の症状が表れる場合は、まれに脳腫瘍や脳梗塞が原因ということもあるので、必ず病院へ行き受診しましょう。
病気2:光視症(こうししょう)
こちらの症状は、目の中にある硝子体の老化によって引き起こされる視覚障害です。
光視症の主な症状は以下の3つです。
- ピカっと一瞬光る
- 光が通り過ぎて行く
- 視界を動かした時に光が線のように見える
このような症状が、比較的短く目をつぶっていたら症状がなくなるという場合は、光視症の可能性が高いとされています。
軽度の光視症であれば半年ほどで自然に治るといわれていますが、網膜剥離まで進行してしまうと、最悪失明というケースもあります。
気になる症状があれば放っておかずに、必ず病院へ行き医師の診断を受けてください。
まとめ
暗闇で目がチカチカしてしまう症状についてまとめましたが、
「自分はまだ若いし、目が疲れているだけだから大丈夫」
と自己診断をして放置していると、重度の病気に発展してしまう恐れもあります。
また、すでになんらかの病気が潜んでいるという可能性もありますので、必ず見過ごさないようにしてください。
視覚は生きて行く上でとても重要なものなので、失明してしまってからでは手遅れです。
きちんと気を使い、ケアをしていきましょう。