
家の中は唯一、他人の目を気にせずに思う存分リラックスできる場所…だったはずが、どこからか侵入してきたクモが出現!
虫が好きな人以外は自宅内でのクモの発見は一大事ですよね。
一度見つけたら二度と出会わないよう、侵入経路は把握しておきたいところ。
また即退治したくなりますが、「クモは縁起が良いから退治してはいけない」なんて聞いたことがある人も多いはず。
この都市伝説的な言い伝えってホントなのでしょうか?
今回、家の中にクモが出現した時の対処の方法、侵入経路や縁起が良いという言い伝えの真相についてまとめました。
目次
家で見るクモの種類は?
外ではしょっちゅう見かけるクモ、家の中に姿を現すのは主に下記の2種類です。
アダンソンハエトリ

アシダカグモ

アダンソンハエトリは画像の通り黒っぽく、全長は1センチよりも小さいです。
巣を張ることはなく、サイズ的にもあまり怖くはありません。
衝撃を受けるのはアシダカグモで、胴体は小さいものの足が非常に長いので、サイズは足も含めた全長で10センチを越えてきます。
ただサイズは大きいもののアシダカグモは臆病な性格なので、人間に向かってくることなんてまずありません。
家の中にいるクモ…侵入経路は?
ビッグサイズのアシダカグモはともかく、ミニサイズのアダンソンハエトリですら怖いものは怖い!まず侵入経路を把握しておきましょう。
家の中にいるクモの侵入経路で多いのは、
- 玄関(人と一緒に引っついて入ってくる)
- 窓枠の隙間
- 家に穴が開いている
などが考えられます。
中でも一番多いのが玄関から一緒に連れて入ってくるパターン。
「いやいや、一緒に連れて来たら気づくし!」と思うかもしれませんが、意外とカバンや服についているものです。
家族や友達に「背中に虫がついてる」なんて言われた経験はありませんか?…知らず知らずについてくるとはそういうことです。
もちろん、玄関を開けた瞬間に入ってくるパターンもありますが。
続いて多いのが窓枠や家の隙間からの侵入で、隙間が無さそうに見えてもクモなら簡単にすり抜けてしまう場所も多いです。
あと隙間関係では止まっている換気扇や、エアコンのホースを通す穴や室外機なんかも要注意です。
穴をふさぐ、もしくは空気だけ通るように目の細かい網を張るなど対策しておきましょう。
参考までに…私の実家では新築時から玄関横の収納スペースに穴があり、気づくまでの3か月間、クモはもちろんコオロギなど色んな虫の出入り口になっていました。
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今回挙げた侵入経路はちゃんと対策しているのにクモを頻繁に見かける場合、私の実家のようにどこかに見落としがあるかもしれないですよ。
クモは縁起が良い虫?
侵入経路は分かったものの、実際にクモが目の前にいる時、それよりも先に考えるべきなのが対処法です。
でも退治しようと思っても、“クモは縁起が良い虫”なんて言い伝えがふと頭をよぎりませんか?
なぜクモは縁起が良いとされているのか…その答えは、家の中に出現する害虫を食べる貴重な虫だからです。
クモは種類に関係なくゴキブリやハエ・ダニなど、他の虫をエサとして生きています。
またクモ自体は人に噛みついたりして害を加えることはないですし、アシダカグモやアダンソンハエトリは徘徊性のクモなので巣を作りません。
基本的には夜になると活動を開始し、私たちが寝静まった後害虫駆除をしてくれる頼もしいハンターなのです。
ちなみに“夜のクモは退治!朝のクモは縁起が良いので生かしておけ!”という言い伝えもあるようですが、これはただのジンクスで明確な理由はありません。
朝にクモを見ると良い一日になるなんて言われても、私的には朝からクモをみると最悪な一日になりそうな気がしてたまりません。
家の中に出現した場合の対処法
最初にクモを退治すべきか否かの結論ですが、“どっちでもいい”といえそうです。
ゴキブリやハエを退治してくれるのはありがたいですし、クモ自体は無害なので恩恵を受けたい時はそのままにしておきましょう。
ちなみに住み着いている家の中に害虫がいなくなった場合、クモは自らすすんで家を出ていく賢いやつ(優秀なハンター)です。
でもクモが生理的に無理で受け付けない人もいるはず。
そんな人は退治して罰が当たるわけではないので、さっさと退治してしまいましょう。
クモに触れずに逃がす方法、退治する方法をいくつかお伝えしておきます。
虫網を使って逃がす・退治する
クモが出現した時にすぐ対応できるよう、家の数か所に虫網を置いておきます。
クモが出てきたら虫網をかぶせて殺虫剤を噴射、もしくは掃除機を使ってクモを網の奥に誘導、網の入り口を手で塞いで外まで持っていき逃がして終了。
掃除機で吸いこんで退治
クモを直接掃除機で吸いこんで終了。
私はいつもこの方法を駆使して、素早い動きをするクモを一瞬で退治しています。
ガムテープに張りつけて退治
床に出現したクモはガムテープで張りつけて退治すれば逃げられることはないですし、ガムテープを二つに折って捨てれば後始末も簡単です。
ただし掃除機よりも接近することになるので、アシダカグモ退治にはおすすめできません。
またガムテープが床に張り付いて取れなくなってはいけないので、質の良いものを使ってくださいね。
まとめ
家の中に出現するクモ…優秀な害虫ハンターで人には無害と分かっているのですが、やっぱり生理的に無理というのが正直なところ。
私は侵入経路を絶つ対策をし、それでも出現した場合は悪いと思いつつも掃除機で退治しています。
ただゴキブリやハエなど害虫に困っている、もしくはクモの見た目に抵抗がない人は、クモを見つけても生かしてあげてほしいと願います。