
寝苦しい暑い夜…冷房は電気代や冷えすぎが怖いから使わず、扇風機を使っている人も多いのでは?
弱風にすれば体に優しそうな扇風機ですが、実際は直風を受け続けるので身体がダルくなりますよね。
でも、扇風機は置く場所や向きを考え直すだけで、朝まで快適・健康に眠ることができます。
今回、扇風機の正しい向きと風の当て方、間違った当て方をしたときの危険性についてお伝えます。
目次
寝る時の扇風機!正しい向きと当て方とは?
いきなりですが、寝る時の扇風機の正しい向きと当て方って知っていますか?
ズバリその答えは、“足元、壁向きに扇風機をおいて寝る”です。
また正しい向きと当て方で使ったとしても、扇風機は5時間以内にOFFにしてください。
目覚めるまで扇風機が運転しっぱなしの状態を避けるため、寝る時はタイマー機能が付いている扇風機を使うのは必須です。
でも暑いのは足ではなく上半身なので、足元、しかも壁に向けて風を流すなんて…納得いかない人も多いと思います。
なぜこの当て方が正しいとされているのか、理由についてまとめていきます。
扇風機を壁に向けておく理由
まず、扇風機の風を直接身体に当てること自体、健康面において良いことではありません。
たとえ弱風だとしても、風を受け続けることにより体の熱が必要以上に奪われてしまいます。
体が冷えると内臓や血管の働きを調整する自律神経の働きが弱まり血流が悪くなるため、身体のだるさの原因になります。
また、冷えによる消化器官の機能低下から消化不良が起こり、下痢をする可能性もあります。
壁に向けて扇風機を運転しても、反射によってゆるりと柔らかな風は感じることができます。
直風ほどの涼しさはありませんが、健康を害するよりはましと考え、扇風機は壁向きに運転しましょう。
扇風機の風を足元から当てる理由
頭や上半身に風を当てるより、足元からに風を当てた方が身体の熱を効率良く発散できます。
足湯に入ると体全体が温まるのをイメージすると分かりやすいと思いますが、足元を冷やすのも身体全体の温度を下げる効果がより高まるのです。
ちなみに、頭の方から直接風を当て続けると、口やのどが乾燥してしまう原因にもなります。
口やのどが乾燥すると色んな菌やウイルスが体内に侵入しやすくなるので、扇風機を頭から当てながら寝るのは絶対にNGです。
扇風機の間違った使い方による危険性
扇風機は間違った使い方をすると、命に係わる危険性があります。
エアコンよりも電気代が安く健康的に涼を得ることができる扇風機は、夏の時期はつい気軽に使ってしまいがちです。
是非この機会に扇風機の使用方法を見直してみましょう。
長時間、同じ場所に風を当て続けない
理由は先ほども述べましたが、扇風機の風により体温がどんどん奪われるためです。
起きている時に体温が下がると「手が痛い…」「体がだるい…」と、すぐに感じることができます。
でも、寝ている状態ではそうはいかないですよね。
また、ただ寝ているだけでなく酔って寝ている時は、眠りが深く体も冷えやすくなるため余計に注意が必要です。
最悪の事態を避けるためにも、扇風機をつけた瞬間に普段からタイマーをセットするのを忘れないでくださいね。
どんなに暑くても強風運転はしない
以前テレビ番組で扇風機の危険性を特集していたのですが、扇風機を強風で同じ場所に受け続けると表面温度が約30℃まで下がります。
そうなると、血管の収縮によって心筋梗塞や脳梗塞など恐ろしい病気の引き金になります。
中・弱風で当て続けるだけでも体温は下がりますが、強風は体温が下がりきるまでの時間がより早くなります。
急激な体温低下による血管の病気を防ぐため、寝るつもりがない時でも強風運転は使わないようにしましょう。
まとめ
私の場合、弱風運転ではあるものの直接上半身に扇風機の風を当てて寝ていたので、こりゃ体が痛くなるわけだと納得しました。
起きている時はともかく、寝ているときは意識がないため身体の変化にすぐ気付くことは難しいです。
扇風機は危険性を十分理解した上で、正しい向き・当て方で夏の間使用するようにしましょうね。