
夏になると水着に着替えて思いっきりプールではしゃぎたいものですが、プールに入ると塩素の影響で肌荒れや咳が出る…という人はいませんか?
楽しいはずのプールで体の調子が悪くなると、一夏の思い出が散々なものになってしまいますよね。
せっかくの夏を無駄にしないためには、プールに入る前にある程度塩素の対策をしておくことが有効です。
今回、プールの塩素が原因で起きる肌荒れ、咳を防ぐ対策について紹介していきたいと思います。
目次
プールに入ると肌荒れが起きる原因と対策
まず、プールに入ると肌荒れが起きてしまう原因と対策について考えていきます。
肌を露出しやすい夏場の肌荒れはものすごく厄介なので、しっかり対策をして防ぐようにしましょう!
プールの塩素で肌荒れが起きる原因
プールに大量の塩素が使用されているのは説明するまでも無いですが、塩素は肌荒れを引き起こす原因になります。
塩素はプールの中にある雑菌を抑え込む役割があるのですが、長時間プールに浸かることで体に本来必要となる皮脂も落としてしまいます。
そのため、少しの刺激が加わるだけで肌が荒れてしまうのです。
ちなみに、肌荒れの原因は塩素だけでなく
- 体の冷え
- 疲労
- 日焼けによるダメージ
なども大きく関係しています。
肌は正直なので、弱ってくると本人の自覚が無くとも肌荒れという症状として訴えてくるというわけですね。
肌荒れを防ぐ対策
プールに浸かると、塩素の影響で身体には思っているより大きなダメージが加わります。
そのため、普段から食事や睡眠に気をつけて体調を整えておくことが大切です。
その上で、プールで泳いだ後は身体についた塩素を落とすため、シャワーを頭から手足の先まで念入りに浴び可能ならボディーソープ等を使用しましょう。
体を綺麗にした後は水分を拭き取り、ボディークリームや化粧水等で肌を整えておきます。
少しでも体の調子が悪いのなら、プールに行かないというのも一つの有効な対策です。
体調が悪い時にプールに浸かると、免疫力も低下しているため肌荒れ以外に、感染症などの酷い症状にかかる恐れもあるので注意してください。
プールに入ると咳が出る原因と対策
プールで肌が荒れるのも嫌ですが、塩素の刺激で咳が出てしまう人も少なくありません。
なぜ塩素により咳が出てしまうのか、また咳を抑える対策についてまとめたいと思います。
咳が出る原因は「塩素アレルギー」
体調を崩しているわけでもなく、健康な状態にも関わらずプールに入ると咳が出るのは、塩素アレルギーの可能性があります。
塩素はプールだけに限らず水道水にも含まれていますが、プールは一定時間溜めておく必要があるため、水道水と比べて多くの塩素が含まれています。
体に影響が出ないように国できっちり管理されているものの、敏感な人になるとアレルギーにより咳が出てしまうという訳です。
他にもアレルギーが原因で、鼻水や酷い人になると皮膚が赤く水ぶくれができてしまう人もいるので、塩素アレルギーは思っているより非常に厄介です。
塩素アレルギーの対策は?
症状があまりにも酷い場合はプールに入るのを即座に中止し、専門医の診察を受けるしかありません。
もし、どうしてもプールに入らなければならない(入りたい)場合は、医師の診察を受けてからにしてください。
病院に行くと抗アレルギー剤を処方されるので、症状は抑えることができるはずです。
ただ、塩素アレルギーなのにプールに入るのはホントに危険な行為なので、できれば川や海など自然で遊ぶことをおすすめします。
最後に…
プールの安全性については国で厳しく定められているので、プールに入り肌荒れや咳の症状が悪化しない限り、普段通り泳いでも問題はありません。
ただ万が一「どこかおかしい」と感じたのならば、プールから上がり体を休めるようにしましょう。
また、小さなお子さんとプールに入る場合、しっかりと観察しておき子供の異変に素早く気づけるように意識しておくことが大切といえるでしょう。