
寒い冬が過ぎて少しずつ暖かさを感じるようになってきた春先でも、喉がイガイガしたり体がだるいと「風邪かな?」と思うことがありますよね。
風邪は頭痛があったり、咳が止まらなかったりと人によって症状も様々なので対処法について気になります。
今回、頭痛や咳などの症状別に春先にひく風邪の対処法についてまとめました。
温かくなってきたにも関わらず体の不調を感じている人は、是非、参考にしてみてください。
目次
春先の風邪と花粉症の違いは?
春先は季節の変わり目で体調を崩してしまうという人も多いと思いますが、春先といえば風邪より花粉症のイメージの方が強いと思います。
風邪と花粉症の症状は似ているところもあるので、はじめに花粉症の症状と風邪の症状を比較してみましょう。
- 目がかゆい
- 鼻水はさらさら
- 熱はほとんどない
上記の症状の場合は、風邪より花粉症を疑いましょう。
花粉症は、去年は大丈夫だったとしても今年からデビューという可能性もあります。
逆に、
- 目のかゆみはほとんどない
- 粘り気のある鼻水
- 発熱がある
なんていう場合は、風邪を疑いましょう。
春先の風邪はどんな症状が特徴なの?
春先の風邪では、頭痛と咳が症状として出る人が多発しています。
どちらもつらいですが、頭痛の場合は脈に合わせてズキンズキンと痛くなることが多いです。
風邪のウイルスを退治する白血球を運ぶため血流が増加し、膨張した血管が神経を刺激して頭痛が起こるのです。
また、風邪をひくと咳が出やすくなるのは喉が荒れるためで、風邪が治っても咳だけ長引いてしまうこともあります。
春先の場合、飛んでいる花粉のせいでさらに喉が刺激されて咳がきつくなってしまうことも…
頭痛への対処法
頭痛があると集中力は途切れますし、なんといっても痛みがつらいですよね。
少しでも痛みを和らげたいと誰でも思いますが、頭痛の痛みへの対処法は大きく3つあります。
痛むところを冷やしてみる
冷やすと血管が収縮するので痛みが多少和らぐようです。
同じような原理でコーヒーなどカフェインを摂取することも効果があるといわれています。
リラックスさせる
暗めの静かな部屋で横になるなどしてのんびりしましょう。
アロマなどもリラックスできていいかもしれません。
頭痛の時におすすめのアロマは「ラベンダー」です。
ツボをおさえてみる
「太陽(たいよう)」
コメカミの近く、眉尻の奥で触ると少しへこんでいるところにあります。
強く押さず、気持ちいい程度に少し圧をかけるのがコツです。
「合谷(ごうこく)」
親指の骨と人差し指の骨との間にある合谷は、万能ツボと呼ばれているツボです。
太陽と違って少々強めに押しても大丈夫です。
頭痛に関しては、
- 痛みがひどすぎる場合
- どんどん痛みが強くなっていく場合
- 絶え間なく痛みが続いている場合
このような時は、重大な病気が隠れていることもありますので早めに病院へ行くことをおすすめします。
咳への対処法
ひどい咳が続くと嘔吐中枢を刺激するといわれています。
実際、席のし過ぎで吐いてしまうことは少ないですが、えずいてしまうのはつらいですよね。
どんな対処をしたらいいのでしょうか?
喉を冷やさない
器官は冷やされると働きが落ち、侵入してきた異物を外へ排出しようとしてもうまくいきません。
その結果、異物はそのまま残るので炎症がひどくなっていってしまいます。
レンジで温めたタオルを喉にあてるなどして、定期的に喉を温めてあげましょう。
喉にうるおいを与える
粘膜がうるおうと繊毛運動が活発になるため、うがいが効果的といわれています。
同じような効果から、加湿器を使うのもいいかもしれません。
他に民間療法で有名なのは、
- お茶でうがいをする
- 大根あめを作って汁を飲む
などがあります。
大根あめの作り方は以下の通りです。
- 大根を切って密閉容器に入れ、水あめをかける
- 一晩程度おいてかき混ぜる
- 出ている水分をそのまま飲むか、お湯などで割って飲む
水あめの代わりにハチミツを使用してもいいでしょう。
最後に…
風邪をひくと全身に倦怠感が出て、また発熱すれば節々が痛くなってつらいですよね。
熱が出なくても頭痛や咳の症状が出てしまうこともあります。
春先もまだまだ風邪の季節といえるので、休息をしっかりとり、ビタミンCなどの栄養補給も意識して風邪予防していきましょう。
それでも風邪を引いてしまい頭痛や咳の症状がある場合は、今回の対処法を試してみてくださいね。