
新幹線と言えば、東海道や東北などが運行されていますよね。
最近は新たに開業する新幹線も増えてきて、様々な利用者のニーズに答えてくれています。
そんな早くて安全、便利な新幹線ですが、雪で止まることが時々あります。
新幹線が雪が原因で止まるのは、どのような条件があるからなのでしょうか?
今回、雪で新幹線が止まる条件を調べるとともに、運休後の払い戻しの方法についてまとめました。
目次
雪で新幹線が止まるのはどんな時?
実は、新幹線は雪によって運行が止まることはほとんどないのですが、稀に雪と併せて線路や天候の影響で止まることがあります。
さっそく雪が原因で新幹線が一時止まってしまう原因について3つ紹介します。
暴風雪
新幹線は高速で移動するため雪よりも風に弱いという特徴があり、秒速30メートル以上の風を確認すると一度止まって待機することが決まっています。
雪下ろし
新幹線の線路には、砕石や砂利などのバラストが敷いてある場合があります。
その場合、車体についた雪が融けて塊となり、バラストを跳ね上げ車両の窓を割ったり傷をつけることがあります。
これを防ぐために雪下ろしを行うのですが、この作業が原因で運転に遅れが生じます。
特に大雪の日には何度も雪下ろししないといけないため、大幅な遅れが生じるのです。
ポイント故障
「ポイント」とは新幹線を正しい方向に流す線路の分岐点のことです。
ポイントは雪が降っていなくても物が挟まったりすると正常に動作しなくなるため、雪によって凍結した場合はほぼ確実に動作しなくなります。
ポイント故障が起きると安全の確保ができないので、新幹線を一時停止して故障を直します。
このような理由で新幹線が止まると、当然大幅な遅れが発生します。
この遅れがどう運休につながるのかというと、ダイヤを元に戻すためにその後の列車を運休することで調整しているのです。
払い戻しはどんなときにできる?
新幹線が止まっているのなら、払い戻ししたいと誰だって思いますよね。
払い戻しができる条件については、以下の2つがあります。
- 運休になったとき
- 目的地への到着が2時間以上遅れたとき
それぞれ払い戻しの内容が異なるので、切符と回数券に分けてみてみましょう。
1.切符
・乗る予定だった新幹線が運休したとき
運賃・特急料金・グリーン券、すべて全国の「みどりの窓口」で全額払い戻し可能です。
・目的地への到着が2時間以上遅れた場合
運賃、グリーン券とも到着したので払い戻しはありません。
特急料金の払い戻しや手数料については運休と同じで、早く到着できなかった分を返してもらえます。
なお、どちらの場合でもクレジットカードのときは払い戻しにおいて3点、注意事項がありますので覚えておきましょう。。
- 払い戻しは購入した会社の窓口でのみ可能
- 購入時のカードが必要
- 原則カードに返金される
2.回数券
回数券は有効期限内なら後日使えるので、運休しても基本的に影響は少ないものです。
・乗る予定だった新幹線が運休したとき
自由席回数券や座席指定前の場合、また使う機会があれば使いましょう。
不要なら金券ショップに売却するのもひとつの手です。
指定席回数券で座席指定済みのときは、有効期限内なら何度でも新幹線の変更ができます。
また指定を取り消しすることもできますが、金券ショップでの買い取りが可能かはお店次第のようです。
・目的地への到着が2時間以上遅れた場合
自由席、指定席いずれの回数券でも特急料金の払い戻しができます。
クレジットカード決済で買った場合の注意点は切符と同じです。
金券ショップで買った回数券のときの注意点は?
・乗る予定だった新幹線が運休したとき
運休については他の回数券と差がありません。
・目的地への到着が2時間以上遅れた場合
もちろん、特急料金の払い戻し対象となります。
しかし、金券ショップで販売されている回数券は、券面に「C制」と記載されたクレジットカード決済で発行されたものがほとんど。
払い戻ししようとしても購入時のカードが提示できず払い戻しできない可能性がありますので、駅員に相談してみてくださいね。
運休や遅延が発生したときまずやることは、「駅で切符に証明をしてもらうこと」です。
窓口も混み合うため、すぐに払い戻しができないかもしれません。
でも、これさえしておけば、その場でできなくても1年間は払い戻し可能です。
ちなみに、エクスプレス予約のICカード(EX-IC)なら、列車が遅れた場合は自動的に口座に返金ということなので手続き不要で簡単ですね。
まとめ
雪で新幹線が止まると、大幅な遅れの後にダイヤ調整のため運休が発生してしまいます。
天候による運休は仕方がないので、駅で証明を受け落ち着いて対処しましょう。
払い戻しの申請方法などが分からない時は、駅員に問い合わせてくださいね。