
外から帰ったときに、部屋が暖かいとほっとしますよね。
しかし、「少しでも部屋を離れる時は、暖房を切っておかないと電気代がもったいない」と考えている人は多いのではないでしょうか?
そんな考えをお持ちの方に朗報です!
実は暖房の付けっぱなしは電気代の節約に繋がります。
今回、暖房の付けっぱなしが電気代節約に繋がる理由と、その他、冬場の電気代を節約する方法について紹介します。
目次
暖房付けっぱなしがなぜ電気代節約に繋がるのか?
夏、冷房の付けっぱなしは電気代の節約になると言うことがネットで大きな話題になりました。
実際にやってみて、本当に節約になった人もいたようです。
一般的に冷房より暖房の方が電気代は多くかかってしまうようですが、暖房でも冷房と同じような結果になるのでしょうか?
実際にエアコン6畳用(470w)で1日中付けっぱなしにした場合の電気代を計算してみると…
(電気料金プランによっても違いますが、1kw/h当たり22円で計算)
0.47kw×1時間×22円=10.34円となり、1時間で電気代は10.34円かかることになります。
これが24時間で248.16円、1ヶ月30日で7444.8円となります。
でも、付けっぱなしの自動運転だと24時間ずっと470kwで運転しているわけではありません。
大体この3~4割だとすると1ヶ月のエアコンだけの電気代は2500円前後と、思っていたよりずっと安いですね。
実は、エアコンは電源を入れた直後が一番電力を使います。
そのため、例えば30分ごとに付けたり消したりしていると、ずっと付けたままにしているよりも4割も多く電力を使ってしまいます。
冷えた空気を暖めるより、暖まった空気をキープする方が電力消費が少なくて済むため、付けっぱなしが電気代節約になるのです。
ただし、その他の条件も大きく関係があります。
例えば、その日の気温がかなり冷え込む場合、部屋を暖め続けるだけでも多くの電力を消費しますし、家によって広さや断熱材の質にも違いもあります。
また、長時間外出するときは当たり前ですが電源を切っておく方がお得です。
これらの条件が関係すれば、「暖房付けっぱなしが電気代節約に繋がる」とは一概には言えないので注意してください。
暖房付けっぱなしを実践する前に、「暖房付けっぱなしの週」と「部屋を離れる時は暖房を消す週」を決めて、電気代を比較しておくといいかもしれませんね。
暖房の電気代を節約する方法は?
冬場の電気代をさらに節約するため、暖房付けっぱなしと併せて行う対策について紹介します。
設定温度を1度下げる
設定温度を1度下げることで、約10%電力の節約になります。
部屋の隙間をなくす
ドアの下、扉の隙間などを隙間テープなどでなくし、できるだけ部屋を密閉しましょう。
窓を断熱する
窓にアルミの断熱シートやプチプチ(気泡緩衝材)を貼り付けたり、厚手のカーテンを設置したりして、外の冷気を遮断しましょう。
吹き出し口を下に向ける
暖かい空気は高いところに上がるため、上向きにしておくと上ばかりが暖まって足下は冷えたまま。
暖かい空気を下に送り、空気を循環させることで部屋全体を暖めましょう。
フィルターの掃除をこまめにする
フィルターが汚いと効率よく空気を取り入れることができません。
掃除を定期的にするのとしないのでは、年間で比較するときれいな方が最大1万円程お得になることもあるようです。
他の電気器具と併用する
・扇風機
空気を循環させることで部屋全体を早く暖めることができます。
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・こたつ
体が温まるので設定温度を低くすることができ、それだけ節約になります。
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・ファンヒーター・ストーブ
部屋全体が素早く暖まるので、暖房が早く自動運転になり節約に繋がります。
最後に…
暖房を付けたままの暖かい部屋に家族や仲間が集まり過ごすと、もっと暖かくてお得な冬が過ごせそうです。
暖房をうまく活用して、寒さ知らずの冬を過ごしましょう!