
小腹が空いてドリンクだけでは物足りない…というとき、タピオカ入りドリンクで空腹を満たした経験がある人はいませんか?
また、タピオカのムチムチした食感がたまらなく好きな人も多いと思います。
そんなタピオカですが、原料や含まれている栄養成分ってどんなものがあるのでしょう。
今回、タピオカの原料や作り方を調べるとともに、含まれている栄養とその効能についてまとめました。
目次
タピオカの原料は?
タピオカは、南米が原産のキャッサバというイモのデンプンが原料です。
粉状にしたキャッサバのデンプンに水分を加えて加熱し、糊化したものを機械に入れて回転させます。
すると雪だるまのように球状に固まって、見た目がパールのようになります。
これを乾燥させたものが「タピオカパール」で、普段食べているタピオカはこれを煮戻したものです。
タピオカミルクティーに入っているブラックタピオカは、デンプンにカラメルを混ぜ合わせ黒い色を付けたものですが、他にもカラフルなものもあります。
原料がデンプンだから、あんなにムチムチした食感をしてると言うことですね。
タピオカの作り方は?
タピオカをたっぷり食べたいとき、タピオカパールを買って自宅で作ることもできます。
今回、パターン別に3種類、タピオカの作り方について紹介します。
【作り方1】 通常の作り方
- 鍋にお湯を沸騰させタピオカパールを入れ、タピオカが沈まずに踊る程の火加減で30分煮る
- 火を止めて蓋をし、30分程蒸らす
- ざるにあけて流水で洗って冷やし、水を切り完成
【作り方2】 少量を手軽に作る方法
- タピオカパール20g位をマグボトルに入れ、熱湯をいっぱいに注ぐ
- 蓋をして8~10時間そのまま置いておく
- ざるにあけて流水で冷やし、水を切り完成
【作り方3】 素早く大量に作る方法
- 圧力鍋にたっぷりの水を入れ火にかけ、温まってきたらタピオカパールを入れる
- 沸騰するまでかき混ぜ、沸騰後、高圧にセットして蓋をして強火で加熱
- おもりが揺れ始めたら弱火にして15分加熱
- 火を止めて、内圧表示ピンが下がったらおもりを外す
- 中の圧力が下がったら蓋を開け、ざるにあけて流水で冷やし、水を切り完成
どの作り方でも、タピオカの大きさによって煮戻す時間が変わってきます。
ざるにあける前に食べてみて、芯があるようならもう一度火にかけるなど、調整しましょう。
いったん冷やした後、ブラウンシュガーなどで作ったシロップに漬けると、更においしくなります。
また、戻したタピオカはすぐに食べるか、半日以上置く場合は冷蔵庫に保存、長期保存の場合は冷凍保存しましょう。
固くなったものは、お湯を加えてレンジでチンすればムチムチの食感が戻ります。
ちなみに、タピオカを手軽に楽しみたい人には「クイックタピオカ」という商品もおすすめです。
これは戻したタピオカが10個ずつ個包装されて冷凍してあるもので、熱湯なら3分、レンジなら1分でムチムチのタピオカができあがります。
タピオカに含まれる栄養成分は?
タピオカにはタンパク質や脂質は含まれておらず、炭水化物がほとんどです。
多く含まれている栄養成分としては、「カルシウム」「鉄」「食物繊維」が挙げられます。
食物繊維の効能は、便秘解消でダイエット効果などが期待できますが、タピオカはカロリーが100gで351kcalと、コンビニおにぎり2個分もあります。
甘いシロップに漬かっていたり、砂糖たっぷりのミルクティーに入っていたりすると、もっと高カロリーになる場合も…
そのため、お通じ改善には役に立ってもダイエット効果は薄いかもしれません。
また、食物繊維が豊富に含まれているのと体を冷やす作用があることから、大量に食べると腹痛を起こす可能性もあります。
続いて食物繊維以外の栄養成分、カルシウムと鉄の効能は、
- カルシウム → イライラの解消・骨粗しょう症予防
- 鉄 → 貧血予防・お肌の老化防止
といったものです。
鉄分は日常で不足しやすい栄養成分なので、タピオカで補給できるのはいいですね!
最後に…
ミスタードーナツのポンデリングや白い鯛焼きなどにも、タピオカが使われているということ。
やはり、あのムチムチ感は1度食べたらまた食べたくなる日本人の大好きな食感なのです。
食べ過ぎには注意しつつ、これからもタピオカの食感を楽しみたいですね。