
「医者いらず」と言われて、昔は多くの家で植えられていたアロエ。
そんなアロエは、食べたり塗ったりすることで、体やお肌にもとても良い効能があることは知っていますか?
知らない方は、具体的にどんな効能があるのか気になりますよね。
今回、アロエの様々な効能、そしてより効能を得るための正しい食べ方や使い方についてまとめました。
目次
アロエにはこんなにたくさんの効能が!
アロエにはたくさん種類がありますが、キダチアロエとアロエベラが一般的によく使用されている種類です。
キダチアロエは苦みが強く葉肉は少なめ、アロエベラは苦みが少なく葉肉は多いという特徴があるので、用途に合わせて選んで使うと良いですね。
キダチアロエ、アロエベラともに共通した効能についてこれからまとめます。
便秘改善・健胃効果
アロエ特有の苦み成分であるアロインには胃腸の活動を活発にする効果があり、便秘解消に効果があります。
潰瘍の修復
アロエベラに特に多く含まれるアロエウルシンと言う成分は、傷ついた粘膜を修復し粘膜を守る効果があります。
また、胃酸の分泌を調整する作用もあるので、胃や十二指腸潰瘍などの修復に効果があるのです。
火傷・虫刺され
おじいちゃん、おばあちゃんから火傷や虫刺されにはアロエアが効果的と教えてもらった人も多いのではないでしょうか?
アロエの葉肉に含まれるアロエチンという成分は、強い消炎・殺菌効果と細胞を活性化させる効果があるのでケロイドや傷跡を防止する効果もあります。
美肌効果
血行や新陳代謝を促進して、肌のくすみやシミ・そばかすを防止する効果があります。
また、殺菌効果によりニキビや吹き出物を予防したり、保湿効果により肌の水分量を増加し、しわを防いだりする効果もあります。
このほかにも、リュウマチ、血圧、肝機能、血糖値の改善にも効果があるなど、昔から「医者いらず」と言われるだけあって、様々な効能がありますね。
ただ、多くの効能があると言うことはとても強い成分が入っていると言うことです。
食べる場合、一度に大量摂取することはNGですし、肌につける場合、パッチテストを忘れないようにしてください。
また、特に子どもや高齢者、虚弱体質の人は少なめの量から始めるようにしましょう。
アロエは体を冷やす作用があるので、妊娠している人や生理中は使用を避けてください。
おすすめの食べ方や使い方は?
アロエを使うときは、良く洗ってからとげの部分を取り除き使用していきます。
アロエの食べ方・使い方はたくさんあるので、その正しい方法について今から解説していきます。
生で食べる場合
アロエは、スライスしてそのまま食べることができます。
皮は苦みが強いので葉肉の部分だけ取り出して食べると苦みは少ないですし、ヨーグルトに葉肉を入れると「アロエヨーグルト」になり食べやすいです。
ただし、アロエの量が多いと下痢をすることがあるので、1日に1.5センチぐらいから始めましょう。
アロエのハチミツ漬け
アロエヨーグルトを作る際や子供に食べさせる際、甘さが欲しい場合におすすめです。
アロエを2~3センチに切り、輪切りにしたレモンと蓋付き瓶に入れて、隠れるぐらいまでハチミツを注ぎ5~6日置きます。
水分が多く長期保存には向かないので、2~3日で使い切れる量にしましょう。
アロエジュース
生のアロエをスライスして、バナナ、ハチミツ、牛乳と一緒にミキサーにかけてジュースを作ります。
アロエ葉エキス
生のアロエを皮ごとすり下ろして、ガーゼでこしてアロエ葉エキスを作ります。
ジュースやドレッシングなどに混ぜて使うことで、生のアロエを食べるのと同じ効果が得られます。
また、精製水で適度に薄めると、アロエ化粧水ができます。
アロエ風呂
アロエをスライスしたものを布の袋などに入れて浴槽に入れます。(沸かす前に入れておくと効果的)
お風呂の中でしっかりと成分を揉み出すようにして、その袋に入ったものを肌に当てるようにすると、より美肌効果が高まります。
まとめ
身近にこんなに体や肌に良いものがあるなんて驚きです。
万能薬として、家でアロエを育てておくのもいいかもしれませんね。
自然のものなので安心ですが、使用量や使い方には気をつけて正しく使っていきましょう。