
寝るときに足が寒くて眠れないことってありませんか?
靴下を履いていても、布団に入り足を温めても、全く足が温まらず眠れない…。
実は、人間の体は体温を下げることで眠りを誘うようになっているので、初めから足が冷たくて体温が下がらないと眠りにも入りにくいのだそうです。
寝るときに足が冷たくなるのは何かの病気なのでしょうか?
また、すぐに寝付けるように即効性のある対処法も知りたいですよね。
今回、寝るときに足が寒い原因や対処法について調べました。
目次
寝るときに足が寒いのは病気?
寝るときだけに限らず、手足が冷えて手袋や靴下が手放せないという人は多いですよね。
特に女性に多いこの症状ですが、一般的に言われている原因として「冷え性」が挙げられます。
冷え性とは体の血行が悪くなっている状態ですが、冷え性になってしまう原因はどのようなものがあるのでしょうか。
原因1 加齢
年をとると心臓のポンプの働きが弱くなったり血管が硬くなったりするので、血行が悪くなります。
また、熱の発生源である筋肉の量が減ってくることも体が冷える原因です。
原因2 ストレス
ストレスにより自律神経のバランスやホルモンの分泌が乱れ、血管の拡張や収縮がうまく調節できなくなり血行が悪くなります。
原因3 体の歪み
体がゆがんでいることによって毛細血管を圧迫して血流が滞ることがあります。
原因4 便秘や食生活の乱れ
便秘で腸が汚れていたり、油の多いものや添加物を多く含んだものばかりを食べたりしていると、血液がドロドロになり、その結果、血液の流れが悪くなります。
原因5 衣類や靴などの締め付け
普段から体を締め付けるような服を着たり、指を動かすことができないような靴を履いたりしていては、血液の流れが悪くなります。
上記のように色々な原因で冷え性になりますが、冷え性は‟病気”とはいえません。
ただ、冷え性は体の中を血液がうまく流れていない状態です。
血液は内臓を修復したり肌の新陳代謝を促したりする大切なものです。
そのため、冷え性が長引くと肌荒れや肩こり、頭痛、生理痛など、様々な体調不良になる可能性が高くなります。
また、冷え症は免疫力の低下や自律神経の乱れまで引き起こすため、悪化すると膀胱炎や自律神経失調症などの病気を引き起こします。
体のためにも質の良い睡眠のためにも一刻も早く改善したいものですね。
冷え性に効く!即効性のある対処法
寝るときに足が寒いのを防ぐためには、普段からの生活習慣を見直して食事や運動などに気をつけることが大切です。
ただ、それよりも即効性がある対処法があるので紹介したいと思います。
1、熱すぎないお湯にゆっくりとつかる
ぬるいくらいの温度のお湯にゆっくり浸かると、体が徐々に温まりリラックスできます。
血行が良くなり副交感神経が優位になることで眠るための準備が整うのです。
2、入浴後のストレッチ
1の方法で体が温まっている間に、3~5分くらいのストレッチをすることで、更に血行が良くなります。
特に足のストレッチをしっかりすると、足の冷えを予防できます。
3、足のマッサージ
足は細かい筋肉が4つもの層になって重なる、複雑な作りをしています。
足の裏、足の指、足首など、ゆっくりと筋肉をほぐすようにマッサージして血行を良くしましょう。
痛くない程度の強さで、5~10分くらいで充分に効果があります。
これも、1,2の方法と併用で行うとより効果的になります。
4、部屋や寝具を温めておく
寝る前に部屋や寝具を温めておきましょう。
温める方法としては、暖房や電気毛布、電気あんかや湯たんぽがおすすめです。
ただし暖房や電気毛布、電気あんかなどの家電は、寝る前に切っておくようにしないと睡眠時の体温低下が難しくなり質の良い睡眠が得られなくなります。
また、体全体の乾燥にもつながるので注意しましょう。
湯たんぽは寝具を温め、時間が経つとともにだんだんと温度が下がっていくので布団の中を温めておく道具としては最適ですね。
最後に…
寝るときに足が寒くなるのを防ぐには、足を中心に体全体を温め血行をよくすることが大切です。
今回紹介した対処法をできるだけ毎日実践し、寝るときも足がポカポカしてスムーズに入眠できるような体質を手に入れましょう!