
低カロリーで高タンパク、しかも豊富な栄養成分が含まれている食品として話題の豆乳。
ダイエットに良いと人気がありますが、飲み過ぎると痩せるどころか逆に太ってしまう可能性もあることはご存知ですか?
今回、豆乳を飲み過ぎてしまった時のデメリットや正しい飲み方についてまとめました。
健康のためによく豆乳を飲んでいる方や、豆乳ダイエットを実践している方は是非参考にして下さい。
豆乳を飲み過ぎると本当に太るの?
結論を先に言うと、豆乳は飲み過ぎると太ります。
豆乳のカロリーは100gにつき45.9kcal、調整豆乳(甘口の豆乳)では64.1kcalとなっています。
一見すると低カロリーのように思えますが、摂取する量が増えれば当然カロリーも増えていきます。
1杯なら45.9kcal、3杯では137.7kcal、そして10杯飲むと459kcalを一度に摂取したことになりますよね。
豆乳を1日10杯飲むということは、だいたいラーメン1杯丸ごと平らげているようなものです。
しかも、豆乳にはタンパク質も多く含まれているので通常の同カロリーの食品よりも太りやすいと言えます。
もちろん豆乳だけに限らず、市場に出回っているダイエットドリンクやフードも同じことが言えます。
そもそも口に入れただけで、簡単に痩せられる食べ物・飲み物は存在していませんのでいくら豆乳でも過度な期待は禁物と覚えておきましょう。
豆乳はどうやって飲めば良いの?
豆乳を飲み過ぎてしまうと太ってしまいますが、適切な方法で飲めばダイエットに効果的なのは事実です。
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しかも、豆乳に多く含まれるイソフラボンや大豆サポニンには美容効果があることも分かっています。
お肌もツルツルになり病気知らずの体になるために正しい飲み方をマスターする必要があります。
さっそく、豆乳の正しい飲み方について紹介します。
1日に飲む量は?
豆乳は1日200~300mg、毎日コップ一杯ほどを目安に飲めば十分効果を得ることができます。
そもそも、豆乳は大豆を摂取しているのと同じです。
日本人は納豆や豆腐・味噌・醤油・揚げ出し豆腐等から毎日大豆を頂いているので、少ない量で十分なのです。
もし普段から大豆類をほとんど食べていなかったとしても、多く見積もっても400mgまでが妥当かと思います。
豆乳を飲むタイミングは?
豆乳は薬ではないので、「飲みたい」と思ったのであれば好きなタイミングで飲んでもらっても構いません。
食前食後に飲まなければ体調を崩すわけでもないので、豆乳の味が恋しくなった時に頂きます。
ただしダイエットが目的で豆乳を飲んでいるのであれば、食事前と小腹が空いた時がおすすめです。
豆乳には大豆の苦味成分である大豆サポニンが含まれており、食事前に食べると脂肪の吸収を抑えてくれる働きがあります。
またお茶や牛乳と違い腹持ちも良いので、少し小腹が空いた時に飲んでも良いですよね。
飲み過ぎてしまうと意味がありませんが、カロリーの面から考えるとお菓子を食べるよりも遥かに効率的です。
豆乳を飲む際、飲み過ぎ以外の注意点は?
基本的に豆乳を飲んではいけないタイミングはありませんが、女性の方であれば生理中や妊娠中は注意した方が良いかと思います。
豆乳にはイソフラボンと呼ばれる成分が含まれており、飲み過ぎてしまうと、
- 周期が乱れる
- お腹の子供の生殖機能に良くない影響がある
といった危険性があります。
ただ、先ほどの述べた適量を守れば問題はありません。
飲み過ぎにだけ注意すれば豊富な栄養を一度の摂取できるすばらしい食品といえます。
最後に…
もし豆乳を購入するのなら、2~3日で全部飲み切れるだけの量にとどめておきましょう。
というのも、豆乳は未開封の状態で冷蔵庫に保管をしても長くは持たず、余ってしまったら早々に処分するしかありません。
一度に大量に購入するのも良いのですが、レジに進む前に本当に飲みきれるかどうかを考えるようにして下さいね。