
TVを見ながら画面に対してツッコミを入れたり、ペットに話しかけたりして独り言をつぶやいている方は多いと思います。
しかし独り言が多くなったり、大衆の面前にて大声で独り言をつぶやいたりすると変に思われてしまいますよね。
独り言をつぶやくことは誰でもあることですが、異常なほどつぶやいてしまう人はどういう深層心理なのでしょうか?
今回、独り言が多い人の深層心理と、また疑われる病気について調べてみました。
目次
独り言が多い人の心理状態
独り言が多くなる深層心理はどのようなものなのでしょうか?
まず、ついつい独り言をつぶやいてしまう深層心理について追及していきます。
ストレス解消
独り言は、ストレス解消に効果絶大です。
いまいち信じられないと思うかもしれませんが、おそらく誰しも1度は経験があるはずです。
例えば仕事が煮詰まってイライラしている時に「イライラする!」と、独り言を呟いたことはありませんか?
この時「イライラしている」ということを口に出したことで、精神的に落ち着こうとする心理状態が働いているのです。
独り言は一種の「精神安定剤」のようなものと言えます。
やるべき行動を確認するため
人は作業を行う際、どういう段取りで進めていくのかを頭の中で整理していきます。
しかし上手く段取りが取れず、何をすれば良いのか分からなくなってしまうことがあります。
特に年配の方にこの傾向が強く、現在の作業が終わった後の行動をど忘れしてしまうこともしばしば…
そこで独り言をつぶやくことにより段取りを上手く整理し、効率よく作業を進めることが出来るというわけです。
助けを求めている
小さい子供が発する独り言は、周りの大人達に助けを求めている可能性があります。
助けて欲しいと思うのならば、親に直接言えば良いじゃないかと思うかもしれませんが、子供はどうやって助けを求めればよいのかが分からないのです。
そこで独り言をつぶやくことによって“SOSサイン”を発し、何とか知らせようとしているのです。
独り言が多いのは病気が原因!?
独り言が多いのは、心理的状況とは関係なく病気にかかっている可能性もあります。
例えば、大きい声で攻撃的な内容の独り言が長時間続くのであれば精神的な病気を疑った方が良いかもしれません。
さっそく、具体的にどういう病気が疑われるのか取り上げてみたいと思います。
統合失調症
誰もいないのに、誰かと話をしているような独り言が続く人は統合失調症にかかっている可能性があります。
症状は人によって違いますが、人の声でハッキリとした幻聴が聞こえてくることもあるようですね。
本人にとっては幻聴の声に応じているだけですが、傍目から見れば「奇妙」であると捉えられてしまいます。
新薬の開発で患者数はかなり減ってきていますが、理解を得るのは非常に難しい病気なのです。
アスペルガー症候群
大人の方にも当てはまりますが、独り言の多い子供はアスペルガー症候群が原因の場合があります。
よく知られている症状としては空気が読めず集中力が無いことですが、独り言が多くなるのも大きな特徴です。
しかしアスペルガー症候群かどうかを判別するのは大変難しく、他の子供とほとんど見分けがつきません。
周りからは「ちょっと変わった子供」としか見られず、大人になって始めて判明したということも珍しくは無いのです。
アルツハイマー病型認知症
年配の方で独り言が多いのであれば、アルツハイマー病型認知症にかかっているかもしれません。
50歳未満の方がかかることはほとんどありませんが、65歳以上になると発症リスクは高くなります。
ただ「認知症」と言っても“程度“によって症状が変わり、軽いものであれば物忘れが頻発する程度で済みます。
けど症状が進んでしまうと、記憶力が悪くなったり、同じことを繰り返し聞き返したり、独り言も自然と多くなります。
まとめ
独り言をつぶやくのは悪いことばかりではありません。
時には思わぬ恩恵を齎してくれるので、じっと黙るよりは何かつぶやいた方が良い場合もあります。
しかし度が過ぎてしまうと周りに迷惑をかけてしまうこともあるので、注意しつつもこっそりつぶやいて行きましょう!