
ある日突然、何をしたわけでもないのに“目がピクピクする”経験はありませんか?
自分で止めようと思っても中々止まってくれないので、困っている人や不思議に思っている人もいるかと思います。
目がピクピクするのは、すぐ治まれば良いのですが、しばらく続いているのなら病気にかかっているかもしれません。
今回、目がピクピクする原因について、また病院で診てもらう際には何科に行けばいいのかについても調べてまとめました。
目次
目がピクピクする原因は?
目の周りにある筋肉を眼輪筋(がんりんきん)と言い、普段は目を閉じたり開けたりする役割を担っています。
しかし何らかの原因によって眼輪筋が興奮すると、目がピクピクと痙攣を起こしてしまい、日常生活にも大きな影響が出てしまうこともあります。
では、“何らかの原因”とはどのようなものなのか、さっそくみていきましょう。
疲労が溜まっている
仕事等のストレスで心身ともに疲れると、血流が悪くなり体に様々な症状を引き起こします。
目のピクピクも疲労によって引き起こされた症状のひとつで、人によっては目だけでなく顔の一部分、頬や唇も一緒に痙攣を起こす方もいます。
症状が軽いものであれば、少し休めば数分で治ります。
しかし、いつまでたっても治らず重く長期間続いているようであれば病気にかかっているかもしれません。
病気の症状や前兆
たかが目のピクピクと侮っていると、酷い目に遭うことがあります。
目のピクピクが長引いているのであれば、
- 眼瞼痙攣(がんけんけいれん)
- 片側顔面痙攣
- 顔面ミオキミア
といった、病気の前兆かもしれません。
眼瞼痙攣は読んで字の如く目の部分、片側顔面痙攣であれば顔の片側、顔面ミオキミアは下瞼がピクピクと痙攣する病気です。
これらの病気はストレスによるものと考えられていますが、場合によっては脳腫瘍などの恐ろしい病気が隠れている可能性があります。
いつまでたってもピクピクが治らず、少しでも「おかしい」と感じたのであれば、早めに病院へ足を運ぶようにしましょう。
原因が不明な場合も?
疲労や病気により目のピクピクが引き起こされるわけですが、あくまでも“そのような可能性がある“というだけで直接の原因ではありません。
様々な説が飛び交っているものの、目の痙攣を起こしている直接の原因というのは現時点では分かっていないというのが正直なところです。
そのため、病院で治療する際にも原因を取り除くのではなく、症状を抑える治療が中心となっています。
病院に行く時は何科に行けば良いの?
「目のピクピクが治らなければ病院に行きましょう」と言われても、何科に行けば良いのでしょう?
困った時に迷わないよう、目がピクピクした時には何科で診てもらうべきなのかまとめておきます。
とりあえず眼科へ!
まぶたの痙攣だけが症状ならば、とりあえずは眼科に行きましょう。
仮に専門外の症状で眼科ではどうしようもない場合でも、他の病院や診療科をすすめられると思います。
症状が軽いと判断すると点眼による治療が施されますが、場合によっては注射や手術をすすめられることもあります。
顔にも違和感があれば脳神経科か神経科
目だけでなく顔(頬や唇)も一緒にピクピクと痙攣しているのならば、脳神経科か神経科の受診をおすすめします。
先程にもあげたように、目や顔のピクピクには脳に恐ろしい病気が潜んでいる可能性があるため、精密検査を受けるようにして下さい。
また治療方法としては、投薬か場合によっては眼科と同じように注射・手術になる場合もあります。
症状や症状の進行具合によって治療法は大きく変わるので、まずは医師とじっくり相談するようにして下さい。
まとめ
目のピクピクは疲れている人ならば誰しも起こり得ることなので、一時のものであればそこまで心配する必要はありません。
通常は時間が経てば自然と治まるでしょう。
ただ、見方を変えれば“目のピクピクは疲れているサイン“ともいえます。
体がSOSを送っていると考え、ピクピクが治まるようにゆっくり休みましょう。