
せっかくの楽しいドライブでも、車酔いすると全て台無しになりますよね。
車酔いもすぐに治るのならばまだ良いのですが、なかなか治らず長く続いてしまうことはありませんか?
長く続く車酔いは、病気の可能性もあるので注意が必要です。
今回、車酔いが長く続いてしまう原因と、治し方についてまとめました。
楽しいドライブのためにも、是非参考にして下さいね。
車酔いの原因は?
そもそもどうして車に乗ると気持ち悪くなり、車酔いを引き起こしてしまうのでしょうか?
車酔いになるきっかけは人によって違いますが、主な原因についてまとめてみたいと思います。
情報の食い違い
車に乗って移動している時、体はシートに座ったままでありながら、周りの景色は流れていますよね。
すると目から得た情報と体が得た情報に“食い違い”が生まれるので、車酔いになってしまうというわけです。
自分が運転していると車酔いしないけど、乗せてもらっていると車酔いしてしまう人もいるかと思います。
これは、自ら運転している時は脳が“体も車と一緒に動いている”と認識して、情報の食い違いが起きていないので車酔いしないのです。
バランス感覚が崩れる
急勾配の坂道にいてもバランスが崩れることなく立っていられるのは、耳の中にある渦巻き状の器官・三半規管の働きによるものです。
しかし車に乗りスピードを出すと三半規管がうまく働かず、バランス感覚が取れなくなってしまいます。
そして、バランスが取れないことが原因で気持ち悪くなり、車酔いを引き起こしてしまいます。
大人より子供の方が車酔いしやすいのは、三半規管があまり発達していないためで、少しの刺激でもバランス感覚が狂ってしまい車酔いになってしまうのです。
腎臓と肝臓
車酔いを引き起こす原因は、腎臓と肝臓の調子が悪いことも考えられます。
この2つの臓器が上手く働かなくなると、体の調子が悪くなり車に酔いやすくなってしまいます。
腎臓や肝臓が悪くなると、
- 爪の色が黄色っぽくなっている
- 何となく疲れやすい
- 体がむくんでいる
- なかなか眠れない
- 体臭が気になる
といった症状が現れます。
ご自身の症状をチェックして、心当たりがあれば一度病院での診察をおすすめします。
長く続く車酔いを治す方法とは?
車酔いの対策としては、
- 長時間車に乗る前日は睡眠時間を多く確保して疲れをとっておく
- 車の中で本を読んだりスマホをいじったりしない
- 大勢で車に乗っている場合は、楽しくおしゃべりをしながらドライブする
といった方法が有効です。
しかし、それでも車良いになってしまいなかなか治らない場合、どう対処すれば良いのでしょうか。
車酔いを治す情報はネットで検索してみると山のように出てきますが、中でも効果的なものを紹介します。
車から降りる
車から降りて外の空気を吸って深呼吸をします。
この時遠くの景色を眺めると、ダメージを受けた三半規管が復活するので治りも早まります。
高速道路の走行中だと車を停めるのは難しいかもしれませんが、最寄りのパーキングエリアに寄って休憩するようにしましょう。
横になる(寝る)
車酔いで体調が悪くなれば、シートを倒して横になります。
横になったからと直ぐに治るわけではありませんが、眠ってしまうと酔っている感覚もなくなり、目が覚めると回復していることもあります。
体調が悪くなれば横になって寝るのは、どんな症状にも効く最高の“特効薬”なのです。
以上が車酔いが続く場合の治し方ですが、もし車酔いになってから何日も酔った感覚が抜けない場合は注意が必要です。
乗り物酔いが治らずにずっと続いている状態は、「下船病」と呼ばれる一種の病気の可能性があります。
これは、長ければ1週間ほど続くこともありますし、有効な治し方がまだ見つかっていません。
もし、車から降りてもずっと酔った感じが抜けない場合、水分と睡眠をいつもより多く取り体調を整える努力をしましょう。
それでも3日以上症状が改善されない場合は、病院に行くようにしてください。
まとめ
車酔いの原因と治し方について取り上げましたが、長く続く場合は病気の可能性も考えられることが分かりました。
体の異変を感じた場合は、なるべく早めに対処するようにして症状が重くならないように心がけましょうね。