
日本を代表するファストファッションブランド「ユニクロ」と「しまむら」。
値段も安く、デザインも多種多様に渡って展開されているため、誰しも一度は利用したことがあるかと思います。
どちらも品揃えが豊富で、一日中店の中にいても飽きることはありません。
しかし、取り扱っている商品や価格帯なんかもよく似ているので、「ユニクロとしまむらの違いって何だろう?」とふと疑問に思うことはないでしょうか?
今回、色んな視点から2つのブランドの“違い“について考えてみたいと思います。
目次
経営戦略から見る違い
ユニクロとしまむらの戦略の大きな違いは、「製造して販売」か「仕入れて販売」かになります。
では具体的にどういう風に戦略を立てているのか、ブランド別にまとめます。
ユニクロは ”製造して販売”
ユニクロは製造から販売まで全て承っている、SPA(製造業小売業)の部類になります。
ユニクロだけでなく、同じくファストファッションブランドであるZARAやH&MもSPAです。
商品製造を他社に頼むわけではなく何もかも自社で取り扱うので、高品質の物を安く提供することができます。
また商品管理や顧客のニーズにも素早く対応できるのも、大きなメリットと言えるでしょう。
しまむらは ”仕入れて販売”
しまむらは様々なブランドの商品が並んでいるので、セレクトショップかと思われるかもしれませんが、はっきり断言することはできません。
セレクトショップとは“テーマ“に基づいていろんなブランドから商品を買い付けて、展開する店のことをいいます。
ただ、しまむらの場合はいろんなブランドが店頭に並んでいるものの、ほとんどはしまむらのプライベートブランドです。
つまり商品は外部からではなく、自社から直接仕入れていることになるので、安値での提供が実現できるというわけです。
ユニクロ VS しまむら!高品質なのはどっち?
品質に関してはユニクロもしまむらも着心地は良く、どちらかひとつ選べと言われると頭を抱えて悩んでしまいます。
しかし口コミに注目して色々見てみるとユニクロの方が高評価で、しまむらは少し遅れ気味になっている感じです。
ユニクロは世界的にも有名なスポーツ選手やデザイナーを起用しており、セレブな雰囲気が漂っています。
一方しまむらは商品の種類がかなり多く、大都市でなく地域に店を構えているので、ユニクロと比べると身近に感じます。
このことから「ユニクロはしまむらより品質が良い」と刷り込まれて、口コミで広がったのかもしれませんね。
ただ念のために申し上げると、しまむらの方も「着心地が良くデザインも可愛い」という口コミがあるので、決して評判が悪いというわけではありません。
どちらのブランドも、「高品質・低価格」を徹底しているだけに、甲乙つけがたいといえるでしょう。
ユニクロ・しまむら、それぞれの売れ筋商品は?
シーズンによって変わりますが、ユニクロの売れ筋商品は肌着類が占めています。
特に体温調節ができるアイテムが人気で、着心地の良さに虜になっている人は大勢います。
またUT(ユニクロTシャツ)も人気が高く、種類の豊富さも相まって口コミの評判も高くなっています。
(関連記事:ユニクロのTシャツで人気の種類や口コミは?品質ってどうなの?)
一方しまむらでは、ガーリーブランドとコラボしたアイテムが売れ筋商品となっています。
しかもリーズナブルな値段で手に入るとあっては、可愛い物好きな人は黙っているはずがありません。
またバッグや靴などの小物類も人気があり、ほとんどをしまむらで揃えているという人もいる程です。
(関連記事:しまむらスウェットバックはママバックに最適?現在の在庫は?)
まとめ
ユニクロとしまむらの違いを難しいことを抜きにして、一言で説明するならば、
- ユニクロ → 都会にある店
- しまむら → 身近にある地域の店
になるかと思います。
人によって捉え方は違うかもしれませんが、店を構えている場所や、店内の雰囲気からも感じ取れるかと思います。
しかし「良い物をお客様に安く提供する」という心意気は、ユニクロもしまむらも同じではないでしょうか。
それぞれの長所を上手く取り入れて、安くておしゃれなファッションを楽しんで行きましょう!