
熱が出た時などにおでこに貼る冷却ジェルシート「冷えピタ」。
冷たくて気持ちが良く、貼っていると熱を下げてくれるような気がしますが、実際効果はあるのでしょうか?
また、冷えピタは熱があるとき以外にも色々と使用することができそうですよね。
今回、冷えピタを貼ることで改善される症状を調べ、効果を最大限引き出すことができる貼る場所とともにまとめました。
冷えピタを貼る場所ってどこ?
冷えピタは、ジェルの部分に含まれた水分が蒸発することによって熱を奪うという仕組みになっています。
湿布とは成分も目的も違いますので代わりに使用することはしないようにしてくださいね。
そんな冷えピタの効果ですが、貼った場所の表面の熱を下げることのみと言われています。
そのため、解熱作用はないと考えておきましょう。
冷えピタを貼ると、貼った場所が「冷たくて気持ちがいい」と感じるので、リラックスの効果はあるようです。
また、商品のパッケージには冷えピタをおでこに貼っているイラストが描かれていますよね。
その他にも「からだ用」など出ていることから、冷えピタは色々な症状、場所に貼ることができると分かります。
さっそく、症状別に冷えピタを貼る場所をまとめたいと思います。
発熱時
風邪で熱が出たときは、おでこに貼るのが一般的ですよね。
なぜおでこを冷やすことが一般的なのかというと、昔から「熱のある時はおでこを冷やせ」と言われ続けてきたためです。
おでこを冷やす理由は意外に単純なもので「冷たくて気持ち良いから」です。
おでこを冷やすとリラックス効果があるというのは昔から考えられていたのですね。
また、医学的に見て発熱時に冷やすべき場所は「脇の下・鼠蹊部(足の付け根)」と言われています。
この部分には大きな動脈が通っているため、血液の温度を下げることができます。
ただし、手足が冷たくて熱が上がりきっていない場合、体を温めなければなりません。
偏頭痛
偏頭痛は血管が膨張して起こるため、絶対に温めてはいけません。
冷やして血管を収縮させるに、冷えピタをおでこやこめかみに貼るようにしましょう。
部屋を暗くして横になると少しずつ片頭痛は改善されるでしょう。
ただし、肩こりなどからくる頭痛の場合は、冷やさずに温めるほうが効果的です。
冷えピタは湿布ではありませんので、貼りたい気持ちは抑えてホットタオルなどで首の後ろなどを温めましょう。
乳腺炎
授乳中、母乳が詰まったりすることで起こる乳腺炎。
一部分が熱く熱を持っているなら、その場所に冷えピタを貼り冷やすのが症状改善に効果的です。
冷えることでずいぶんと楽になりますが、人によってはかぶれてしまうこともあるので注意してくださいね。
暑い時
夏の暑さで参ってしまいそうな時は、脇の下や首の後ろに冷えピタを貼ると、冷えピタによって冷やされた血液が体中を駆け巡り、暑さが軽減してくれます。
ただし、あまり長時間貼り続けると体が冷えすぎることがあるので注意しましょう。
火照った時
仕事中や家事をしているときに火照りを感じたら、冷えピタをおでこに貼ってみましょう。
冷やすことでスーッとしてリラックスするので、落ち着きを取り戻すことができます。
眠気を感じたとき
寝てはいけない時に訪れる眠気。
脳内の温度が上昇すると眠気を感じやすくなるので、温度を下げるため冷えピタをおでこに貼ると効果的です。
徹夜で仕事や勉強を行うときは、眠気覚ましとして使用するといいでしょう。
まとめ
冷えピタは意外に多くの症状別に対応できることが分かったのではないでしょうか?
貼る前にあらかじめ冷蔵庫で冷やしておくと、より冷却効果は強くなります。
最後に、冷えピタを貼る際の注意点ですが、
- はがれやすくなることを防ぐため、貼る際は汗や汚れをよく拭きとっておく
- 肌が荒れているとき、敏感なとき、日焼けしているときなどは悪化する恐れがあるので使用を控える
以上、2点に注意して辛い症状に冷えピタを活用してください。
ちなみに、冷えピタがない場合は保冷材でも代用可能なので、今回紹介した症状別に冷やす場所を参考にしてくださいね。