
スポーツの後や、ちょっと風邪気味の時などに飲むと美味しい「ポカリスエット」や「アクエリアス」。
どちらも似たようなものなので、いつもあまり考えずに「安いほう!」「飲みたいほう!」で選んでいる人が多いと思います。
しかし、ポカリスエットとアクエリアスはそれぞれ飲むのに適したシーンがあるのはご存知でしょうか?
今回、ポカリスエットとアクエリアスの違いを調べるとともに、それぞれ飲むのに適したシーンについてまとめました。
目次
ポカリスエットとアクエリアス、それぞれの成分について
正直、見た目も味もそんなに変化がないように思えるポカリスエットとアクエリアスですが、何か違いなんてあるのでしょうか?
まず、ポカリスエットとアクエリアス、それぞれに含まれている成分について調べてみたいと思います。
ポカリスエット(100mlあたりの数値)
エネルギー 25kcal
炭水化物 6.2g
ナトリウム 49mg
カリウム 20mg
カルシウム 2mg
マグネシウム 0.6mg
・原材料
砂糖・ブドウ糖果糖液糖・果汁・食塩・酸味料 等
アクエリアス(100mlあたりの数値)
エネルギー 19kcal
炭水化物 4.7g
ナトリウム 40mg
カリウム 8mg
マグネシウム 1.2mg
アルギニン 25mg
・原材料
高果糖液糖・トレハロース・はちみつ・ローヤルゼリー・海藻エキス・クエン酸・バリン・ロイシン 等
パッと見た感じでは成分の数値はほとんど変わりませんが、若干ですが炭水化物とナトリウムの数値がポカリスエットの方が高いということが分かると思います。
また、アクエリアスには、ポカリスエットに比べてアミノ酸が充実して含まれているということも分かりましたよね。
この違いに着目して、飲むのに適したシーンについて考えてみましょう。
ポカリスエットとアクエリアス、飲むのに適したシーンは?
さっそく、先ほど判明した成分の違いをもとにして「ポカリスエット」と「アクエリアス」、それぞれどのようなシーンで飲むと効果的なのかまとめたいと思います。
ポカリスエット
ポカリスエットはアクエリアスよりもエネルギーが高く、炭水化物やナトリウムが多く含まれているので、風邪で寝込んでいる時などに最適といえるでしょう。
食欲がない状態でもポカリスエットを飲めば、エネルギーや風邪に有効な栄養素をまとめて摂取できます。
よく、「ポカリスエットは飲む点滴だ」なんて言いますが、まさにその通りですよね。
また、ポカリスエットは生理食塩水に近いため、汗をかいてなくなってしまった水分を補給するのにも効率がいいとされています。
そのため、ポカリスエットは熱中症対策の飲み物としても優れているといえるでしょう。
ポカリスエットの効果については医学的にも証明されていて、お医者さんも勧めているくらいなので風邪を引いた時にはポカリスエットを飲みましょう。
※風邪で喉が痛い時は、風邪で喉が痛い時におすすめの飲み物は?効果も合わせてまとめたの記事で紹介した飲み物を合わせて飲むといいでしょう。
アクエリアス
ポカリスエットよりもアミノ酸が充実して含まれていたアクエリアス。
アミノ酸の効能を調べると、おのずと飲むのに適したシーンも見えてきそうですよね。
まず、アクエリアスに含まれている代表的なアミノ酸は、
- アルギニン
- バリン
- ロイシン
- イソロイシン
の4種類です。
これらのアミノ酸は、体力の向上や筋肉増強に効果的とされているために、アスリートの方が好んでサプリメントなんかで摂取しています。
また、疲労回復や成長の手助けをしてくれるといった効果も期待できます。
そのため、アクエリアスはポカリスエットよりもスポーツに適した飲み物と言えるでしょう。
最後に…
ポカリスエットとアクエリアス、いつも家にある方を飲んでいるという人は、このような飲み分けが出来るのは予想外だったのではないでしょうか。
これからは、シーンに合わせてポカリスエットとアクエリアスを選ぶといいかもしれないですね。
ただし、今回調べたポカリスエットとアクエリアスの違いはあくまで“微々たるもの”ということを忘れないでください。
風邪でアクエリアスを飲んでも、スポーツ中にポカリスエットを飲んでもまったく問題ないですし、どちらも効果的です。
変にこだわり過ぎてしまうと、どちらも美味しく飲むことができなくなってしまうかもしれないので、あくまで参考程度にしていただければと思います。