
お風呂は、疲労回復や一日の終わりを実感する場所として、毎日必ず入る方がほとんどですよね。
しかし、入浴スタイルは人によって全く異なり、特にお風呂で体を洗う頻度や体の洗い方などは、人によって意見が別れるところだと思います。
デリケートな部分なので、あまり人に聞く機会もない入浴スタイルですが、実際、お風呂で体を洗う頻度や体の洗い方に正解はあるのでしょうか。
今回、体を洗う頻度や体の洗い方の理想について調べました。
お風呂で体を洗う頻度の理想は?
お風呂には、ほとんどの人が毎日入っていると思いますが、体を洗う頻度となると意見が別れるようです。
体は毎日必ず洗うという人が一番多いものの、思った以上に3日に一回や、1週間に一回という人もいるようです。
実際のところ、理想のお風呂で体を洗う頻度がどれくらいかは、人によって体質が異なるので一概に決めつけることは出来ません。
しかし、体を石鹸で洗うということは、皮膚を保護してくれる潤い成分も一緒に洗い流してしまっているのは事実です。
そのため、よっぽどオイリーな肌の人以外は、毎日体を洗うことはおすすめできません。
実際、日本人は、発展途上国の人より乾燥肌やアトピーの方が多く、その原因となっているのが「お風呂に入り過ぎ」とも言われています。
毎日体を洗い、お湯に浸かることで清潔にしているつもりでも、体に必要な潤いまで同時に奪ってしまい、逆に肌のトラブルを引き起こしているのです。
そう考えると、体を洗うのは数日に一度くらいでもまったく問題ないと思います。
どうしても汚れが気になる人は、汗のかきやすい部位だけ毎日洗うのもおすすめです。
首、足、脇の下、膝の裏など、部分的に石鹸でキレイにしておくといいでしょう。
ただし、たとえ汗をかきやすい部位でも、潤いがなくなってしまうと肌トラブルが発生する原因となるので洗い過ぎは禁物です。
毎日洗う場合は、石鹸を泡立てて、タオルなどでゴシゴシこすらずに優しく素早く洗うようにしてください。
現在、毎日体を洗っている人は、「数日に1回しか体を洗うことが出来ないなんてありえない!」という方もいると思います。
そういう方は、お風呂上がりにボディ専用の化粧水を使用したり、タオルを使用せず素手でこすって洗うなどの方法で、少しでも肌の負担を減らすように心がけましょう。
体はどこから洗い始めるのが正解?
体の洗い始める場所に関しても正解はありませんが、末端から流れに沿って洗うのが素早く洗えて、泡持ちも良いでおすすめです。
具体的には、
手 → 体(前) → 足(足の裏以外) → 背中 → デリケートゾーン → 足の裏
といった流れです。
また、頭と顔を含めた全身で考えると、
シャンプー → トリートメント → トリートメントの間に体と顔を洗う → トリートメントを洗い流す
という順番が、とても効率がよいので、この順番で全身を洗う癖をつけるといいでしょう。
ちなみに、短時間の入浴と休憩を繰り返す「中温反復浴」が、美容なダイエットに効果的と最近は人気があります。
この入浴法と体や頭を洗う作業を組み合わせて、
入浴 → 髪と顔を洗う → 入浴 → 体を洗う → 入浴
という流れで行うと、効率よく体や頭を洗う作業が出来て、しかもダイエット効果も期待できるのでおすすめです。
最後に、一つ注意点ですが、洗い流せなかったシャンプーやトリートメントは背中ニキビなど、肌のトラブルの原因の一つとなる可能性があります。
特に、ロングヘアーの女性は、体にシャンプーやトリートメントが残らないようにしっかりと洗い流してくださいね。
まとめ
入浴のスタイルは人によって本当に様々で、性格や、ちょっとした個性が表れる場所であると思います。
今まで無意識で行っていた体を洗う作業を、少しだけ意識するようにして、より良い入浴タイムに改善して頂けたら幸いです。