
積極的に育児に取り組むパパが多くなってきましたね。
そんな頼もしいパパですが、ある日突然赤ちゃんを抱っこした瞬間にギャン泣きされたことはありませんか?
それは「パパ見知り」かもしれません。
今まで懐いていた赤ちゃんが突然パパ見知りする原因とはなんでしょう?
また、いつまでこの状態が続くのか、克服できる方法はあるのかも気になります。
今回、パパ見知りの原因と克服法についてまとめました。
パパ見知りの原因といつまで続くかについて
生まれた時から積極的にお世話をしてきたパパほど、パパ見知りされた時のショックは大きいですよね。
およそ10ヶ月の間、お腹にいてへその緒で繋がっていたママが大好きというのは、ある程度納得できるでしょう。
しかし、パパが抱っこしただけでギャン泣きされてはしょんぼりするほかありません。
ママとしても、パパ見知りが原因で今までパパと分担できていた作業ができなくなると、かかる負担が大きくなり辛いものです。
なぜ赤ちゃんはパパ見知りをするようになるのでしょうか。
赤ちゃんは自分の欲求をストレートに表します。
例えば、お腹が空いた、おむつが気持ち悪い、暑い、寒いなど泣いてアピールするのです。
こういったことから、パパ見知りして泣くのはパパを拒否しているのではなく、単にママが離れて寂しいからだと考えられます。
赤ちゃんにとって「母親」というものは、絶対的な安心の拠りどころです。
なので、お腹の中にいた時から繋がっていたママが離れてしまうことに不安を感じます。
生後3ヶ月ごろからママと他の人の区別がつくようになるため、このようなことが起こります。
決してパパが嫌いになったわけではないので、落ち込まないようにしましょう。
パパの抱っこで泣くパパ見知りは個人差があり、いつまで続くのかは赤ちゃんによって異なるため一概にここまでと言うことはできません。
しかし、パパ見知りの多くは1歳ごろまでになくなるようです。
今まで泣かなかった赤ちゃんに急に泣かれると、パパはショックだと思いますが「赤ちゃんは泣くもの」、成長の証しだと思って、気にせず赤ちゃんに接しましょう。
パパ見知りの克服法はある?
まだ生まれて間もない時期でしたら、パパ見知りを避けるためには、常にママと一緒に育児をするほかにありません。
とにかく新生児のころから赤ちゃんに関わるのです。
ただ、それでもパパ見知りはしないと言い切ることはできませんが、まったく育児に関わらないパパよりはマシです。
仕事で赤ちゃんと接する時間がないというパパは気の毒ですが、それでもできる限りお世話をしましょう。
すでにパパ見知りが始まっているという場合は、今まで通り接するよりも少し距離を置くのがいいかもしれません。
機嫌が良い時に少しずつ距離を詰めていき、大丈夫そうなら抱っこしてあげるなどのスキンシップをしてみてください。
決して怒鳴ったり、低い声で話しかけたりはしないでくださいね。
また、外出した時は意外とパパの抱っこでも泣かずに大人しくしてくれることが多いです。
抱っこして泣かなければ、機嫌を損ねないようにできる限り長く接してあげましょう。
そして、気を付けたいのがギャン泣きしている最中に無理やりスキンシップしようとすることです。
「ママじゃないと嫌」なだけなのに、下手をすると「パパが嫌」という風になってしまうことも考えられます。
赤ちゃんの様子をよく観察して、距離をおいて見守ってあげることが大切です。
パパ見知りの間、パパは寂しいですが、当然ママはほとんどのことを一人でこなさないといけないため、大変な毎日になります。
パパ見知りの時期にママが倒れてしまっては大ごとですよね。
パパはママが育児に専念できるよう、家事などできるところをサポートしてあげると良いですね。
最後に…
パパ見知りは赤ちゃんの意志に関係のない「本能」のようなものです。
パパの気持ちを思うと気の毒ですが、「赤ちゃんはこんなもの」だと開き直り、できることをすれば良いのです。
そのうちパパ見知りもおさまって、また気兼ねなく赤ちゃんとスキンシップできる日がくるので楽しみにしていましょう。