
受験勉強やここ一番の仕事時、エナジードリンクにお世話になった人は多いかと思います。
その中でも、レッドブルの人気や知名度は世界でトップクラスです。
飲んだことはなくても、スーパーやコンビニなどで一度は見たことがあるはずです。
ただ飲み過ぎてしまうと、カフェインや糖分の過剰摂取になり体に悪いという話も聞きますが、具体的にどのような副作用があるでしょうか。
今回、レッドブルの効果と飲み過ぎによる副作用についてまとめました。
目次
レッドブルの効果は?
レッドブルに主に含まれている成分は、カフェインやビタミンB群、アルギニンなどです。
それぞれの効果について簡単に説明しておきます。
カフェイン
コーヒーや紅茶に多く含まれている成分で、摂取すると脳が覚醒するため、眠気覚ましに効果があります。
ビタミンB群
身体へのエネルギーの供給や、老廃物の代謝を促進させる成分です。
ビタミンB群は元気の素になる重要な成分なので、不足してしまうと疲れやすくなるなどの症状が現れます。
アルギニン
アミノ酸の一種であるアルギニンは、疲労回復や脳を活性化し集中力を高めてくれる効果があります。
また、血管を強くする効果も注目されており、糖尿病や高血圧の改善にも役に立つ成分といえるでしょう。
これらの主要成分から、レッドブルには眠気覚まし・エネルギー充填・疲労回復などの効果があるといえます。
“レッドブル、翼を授ける”といったキャッチフレーズもきっとこのような効果をイメージして付けられたのでしょう。
センス抜群のキャッチフレーズでその効果もイメージしやすいレッドブルは、エナジードリンクとして売上、シェアともに全世界ナンバーワンとなっています。
ちなみに、レッドブルは、飲んでから30分~1時間程でその効果が発揮され3時間くらいは持続するようです。
車の運転や受験勉強、仕事の追い込みの時など、ここ一番の時に一本飲んで気合いを入れると良いかもしれないですね。
レッドブルに含まれるカフェイン量
レッドブルに含まれるカフェインの量は、缶一本(250ml)につき80mgです。
これを100mlに換算すると32mgになり、だいたい抹茶100mlと同じくらいの量のカフェインが含まれていることになります。
カフェインを多く含む飲み物代表といえばコーヒーですが、コーヒーには100mlにつき約60mg含まれています。
そのため、レッドブルに含まれているカフェイン量はコーヒーの約半分という計算になります。
この結果だけを見ると、「意外に少ないのでは?」と思う人もいるかもしれませんね。
ただ、一度に摂取する量で見てみると、
- コーヒー → カップ一杯150ml カフェイン量:90mg
- レッドブル → 缶一本250ml カフェイン量80mg
となるので、レッドブルの缶を一本飲みきるとコーヒー一杯飲むのとほとんど変わらない量を摂取していることになるのです。
いくらレッドブルが美味しいからといって飲み過ぎるのは良くないということが分かりますよね。
レッドブルを飲み過ぎるとどうなるの?
カフェインの過剰摂取以外にもレッドブルを飲み過ぎてしまうと、様々な副作用が起きる危険性があります。
さっそく、その副作用についてみていきましょう。
カフェイン中毒
先程も取り上げたように、レッドブルにはカフェインが含まれています。
適量を飲めば眠気覚ましになり、疲労回復にも効果がありますが、飲みすぎてしまうとカフェイン中毒を引き起こす可能性があります。
カフェイン中毒の主な症状としては、何もないのに不安な気持ちになってしまったり、吐き気をもよおしたりするなどが挙げられます。
カフェイン中毒は、酷い状態になると命に大きく関わってしまうこともあり、非常に恐ろしい症状と言えるでしょう。
糖尿病
レッドブルにはコーラと同じぐらい糖分がたっぷり含まれているので、毎日何本も飲んでいると糖尿病になってしまう恐れがあります。
糖尿病の原因は様々ですが、糖分の摂り過ぎにより引き起こされるケースが多く見られるため注意が必要です。
糖尿病は命を左右しかねない大病の引き金になることもある、恐ろしい病気です。
最後に…
疲れを本当に取ろうと思うのであれば、
- 栄養バランスのとれた食事を食べる
- ゆっくりお風呂に浸かる
- ぐっすり眠る
といった方法が、害もなく最も効果的です。
しかし、何かと忙しく寝ている暇もないというのであれば、レッドブルで栄養補給したり覚醒効果を得るのもひとつの手だと思います。
“レッドブル、翼を授ける”というキャッチフレーズ程の効果はさすがにないと思いますが、思い込むことで心理的な効果も期待できます。
レッドブルを飲む時は適量をきちんと守り、上手く付き合うようにしてくださいね。