
高級な果物は色々ありますが、真っ先にメロンを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
大切な人へのプレゼントや特別な日に食べることの多いメロンだけに、一番美味しく頂ける旬の時期や食べ頃の見分け方について知っておきたいですよね。
また、少しでも品質を損ねないようにするため、購入後の保存方法についても調べてみました。
メロンの管理方法をマスターして、今までで最高に美味しいメロンを食べられるようになりましょう。
目次
メロンの旬の時期と食べ頃の見分け方
流通している国産のメロンは、生産量別に見ると、
- 1位 → 茨城県 約25%
- 2位 → 北海道 約15%
- 3位 → 熊本県 約15%
となっており、上位3つの都道府県だけで国内の国産メロンの半分以上のシェアを占めています。
また、メロンはメキシコなどから輸入もしていますが、出回っているメロンの約90%近くは国内で生産されたものです。
メロンの旬については、主に温室で栽培されているメロンは一年中食べることができるので旬はほとんど関係ありません。
露地もののメロンに関しては、旬の時期は5~7月の間である初夏とされています。
※露地もの → ハウス栽培のように室内で育てるのではなく、自然の中で育てた野菜や果物
そんなメロンですが、高級品だけに買ってから失敗しないよう、質の良いものの見極め方や食べ頃の見分け方についても知っておきたいですよね。
さっそく、その方法についてみていきたいと思います。
網目のあるメロンはその高さと細かさをチェック!
これは、質のいいメロンを見極める基準と言えます。
網目があるメロンは、網目の高さと網目が均一に細かく広がっているかどうかチェックして下さい。
網目が高くなっていて、細かく均一にメロン全体を網目が覆っている物ほど品質が良くて美味しいです。
メロンのおしりの柔らかさをチェック!
メロンの底のおしり部分を指で押した時、少し柔らかく感じるようであれば食べ頃です。
冷蔵庫で1時間以上冷やしてからすぐに食べてしまいましょう。
もし、まだ硬いようであれば、もう何日か置いておき柔らかくなってから食べるようにしてください。
少し黄色みがかった甘い香りがするもの
メロンは熟していると黄色みがかった色合いになります。
また、熟した時は甘い香りも強くなるので、匂いも合わせてチェックしておくといいでしょう。
メロンを長持ちさせる保存方法
次にメロンの保存方法についてですが、今回は、
- 食べ残した場合
- 常温保存する場合
- 冷凍保存する場合
それぞれについて紹介していきたいと思います。
食べ残した場合
食べ切れずに残ってしまったメロンは、ピッチリと密着するようにラップしてから冷蔵庫に保存しましょう。
この時、種の部分はしっかりと取り除いてから保存しておくと、今よりも熟していくのを抑えることができます。
ただし、そう長くはもたないので3日以内を目安に食べるように心がけてくださいね。
常温保存する場合
まだメロンが硬くて追熟が必要な場合は、20~25℃の冷暗所で保存しておきましょう。
もし、お尻が柔らかくなって食べ頃になれば、冷蔵庫に移してください。
ここでの注意点は、“必ず完熟してから冷蔵庫に移す”ということです。
未完熟の状態で冷蔵庫に入れてしまうと、それ以上は追熟しなくなってしまいます。
また、メロンは完熟後に美味しく食べることができる期限は短いため、早めに食べ切ってしまいましょう。
冷凍保存する場合
まず、メロンの皮と種を取り除き、適当な大きさにカットします。
そして、切ったメロンをフリーザーバック等に入れて空気をしっかり抜いてから冷凍庫に入れておきましょう。
冷凍保存期間は、1~2カ月程度を目安にしてください。
冷凍保存したメロンは、生のような食感ではなくなってしまいますが、シャーベッドとして食べると美味しいです。
また、ミキサーにかけてジュースにしても飲んでも美味しく頂けると思います。
最後に…
高級なメロンを一番美味しい状態で食べたいのであれば、完熟後、一刻も早く食べることをおすすめします。
と言っても、一個丸ごと食べる場合は結構な量があると思うので、「食べきれない!」と思ったら、常温で放置せず、早めに冷蔵や冷凍保存してくださいね。
美味しいものほど手間がかかると考え、購入後も美味しさを損ねないようしっかりと管理しておきましょう。