
お腹が張って辛い状態である「膨満感」。
食べ過ぎて満腹という状態とは違い、何とも言えない不快感があります。
膨満感は多くの人が経験したことがあると思いますが、詳しい症状や原因について気になりますよね。
また妊婦に多いという話を聞きますが、実際のところはどうなのでしょう。
我慢しすぎは良くないので、解消できる方法も紹介したいと思います。
今回、膨満感の症状や原因、解消法についてまとめました。
目次
膨満感の症状や原因、妊婦に多い理由とは?
お腹や胃のあたりが張っている、圧迫されているような感じがするというのが「腹部膨満感」です。
なんとなくお腹が重く感じたり、ゴロゴロしたりするのも症状のひとつです。
こういった膨満感の症状の原因は以下のことが考えられます。
ガスが溜まっている
食事をする際に、空気も一緒に飲みこんでしまうことがあります。
普通、体内に溜まったガスは定期的にげっぷやおならとして排出されます。
しかしその量が多すぎるとうまく体外に排出されず、腹部に溜まったままなので膨満感の要因となります。
また原因として一番多いのは、便秘が続いているということでしょう。
この場合もガスが腸管内に溜まっているため、お腹が張っているように感じます。
胃の機能低下によるもの
食べ過ぎや飲み過ぎのせいで一時的に胃が機能しない状態です。
食べ物が胃に溜まってしまい、胃のあたりに膨満感を感じてしまいます。
妊婦
妊娠中にも多く感じられる膨満感は、ホルモンのバランスや運動不足によって腸の働きが鈍くなっていると考えられます。
また、運動不足と連動して便秘も引き起こしてしまうので、妊娠中は膨満感が辛い人が多いのでしょう。
ストレスや睡眠不足
ストレスが溜まると空気を飲み込みやすくなります。
また、睡眠不足による自律神経の低下で腸の働きが鈍くなってしまうことも考えられます。
病気のサイン
胃炎や巨大結腸症、大腸がんなどにも腹部膨満感の症状が出ることがあります。
膨満感の解消法を一覧で紹介!
まず病気が原因である場合は、早急に病院を受診することをおすすめします。
膨満感が長く続いていたり、他の症状が併発しているなどと言った場合はすぐに病院へ行きましょう。
ここでは、病気以外が原因の膨満感解消法について紹介していきます。
ゆっくり食べることを心がける
早食いは空気を取り入れてしまいやすいのですぐにやめましょう。
また、暴飲暴食は胃の機能低下を引き起こすので腹八分目を意識しましょう。
便秘を解消する
朝起きぬけにコップ一杯の炭酸水を飲むことや、オリゴ糖の摂取など自分に合った便秘解消法を見つけましょう。
また、便意を感じたら我慢してはいけません。
げっぷやおならを我慢しない
げっぷやおならは、身体に不必要な空気を外に出す意味でも膨満感の解消のためとても重要です。
人前ではマナー違反になりますが、したくなった時はトイレや人気のない場所に行くなどしてできるだけ我慢しないでください。
生活習慣を見直す
早寝早起きをして十分な睡眠をとり、規則正しい生活を心がけましょう。
また、ストレスを溜めないように、発散する方法も見つけましょう。
炭酸飲料やガムを控える
炭酸飲料は体内でガスを発生させますし、ガムは空気を体内に入れてしまうことが多くなります。
どちらも過剰な摂取は控えるようにしてください。
冷えを改善
体を温めることで、胃腸の動きが活発になると言われています。
生理前後の女性や妊婦は特に冷えやすいので、腹部にカイロをあてたり靴下を履くようにしましょう。
適度な運動
運動することで腸の働きを良くします。
ハードな運動は続かないどころか疲れてしまいますので、習慣にできるウォーキングなど軽いものがおすすめです。
妊娠中の人も運動を禁止されていなければ、毎日15~20分ほど散歩がてら歩くようにしましょう。
このように、辛い膨満感には解消法がいくつもあります。
自分の生活習慣を振り返って、何が原因なのか見極めて実践してください。
ほとんどの方法は健康を維持するためにも必要なことなので、これを機にすべてを日課にしてみるのも良いかもしれないですね。