
春になるとポカポカした陽気で気持ちが良いですが、そんな日ばかりが続くことはなく、寒の戻りと言われる寒い日もまだありますよね。
そうこうしているうちに暑い夏がやってきて、春の時期が短く感じてしまうことはあると思います。
そんな春から夏の衣替えの時期ですが、一体どのタイミングですれば良いのか悩みます。
また衣替えの際に、着なくなった服をしっかり整理したり、収納をきちんとしておきたいですよね。
今回、春から夏の衣替えの時期と収納に関する注意点についてまとめました。
目次
春から夏の衣替えの時期はいつ?
衣替えといえば学生を思い出します。
制服のある中・高校生は、衣替えは6月1日と10月1日と決められています。
2週間程度の猶予が与えられている学校もあるようですが、暑い寒いに関係なく強制的に衣替えです。
しかし、家庭ではそこまで厳密に決めているところは少ないですよね。
衣替えをした後で寒くなると、せっかく仕舞った服を再度取り出さないといけないため、手間や時間がかかります。
したがって家庭の衣替えの時期は、気温によって決めるようにしましょう。
そうすることで、急な気温の低下時に対応がしやすくなります。
気温による体感は以下の通りで、それに合わせた衣替えがおすすめです。
最高気温が15℃から20℃の日が続く
この気温だと、時間帯によってはまだ少し肌寒い時があります。
特に朝晩は冷える日が多く、完全に夏物だけにしてしまうのは危険なので、もう少し最高気温が高い状態でキープするようになるまで待ちましょう。
最高気温が20℃以上の日が続く
この気温がキープできるようになったタイミングが、半袖と長袖の分かれ目です。
春物は順次クリーニングに出したり仕舞ったりしても大丈夫でしょう。
次に、気温以外で、春物から夏物への衣替えの時期を大きく3つに分け、少しずつ行っていく方法もおすすめなので、合わせて紹介しておきます。
3回に分けてする衣替え
急に寒さが戻ってきたりした時にも対応できるのが、この3回に分けて衣替えするやり方です。
・1回目 → 3月下旬から4月中旬
ダウンジャケットや厚手のコートをしまい、スプリングコートを出します。
ムートンブーツなどの冬物シューズもお手入れをして仕舞いましょう。
カーディガンなどの羽織物は寒い日用に残しておきましょう。
・2回目 → 5月後半から6月初旬
夏物を出して、残りの冬物をしまいましょう。
しかし、春物のカーディガンは朝晩の寒い時に羽織るのに必要です。
・3回目 → 7月中旬
ここまでくるとさすがに寒い日はないと言っても良いでしょう。
最後に春物を完全にしまい、真夏に着るTシャツなどを出します。
3回に分けての衣替えは面倒なようにも感じますが、実は一度でやってしまうよりも効率が良いのです。
これまで何度も仕舞った中から服を引っ張り出した経験のある方には是非おすすめです。
服の収納時の注意点
せっかくなので、衣替えのタイミングで服を整理したいですよね。
よく整理して、次のシーズンで出しやすい収納を心がけましょう。
収納のポイントとしては、しまう前に防虫・防カビの処置を施すことです。
乾燥剤や防虫シートなどは、服をしまう前に以下の点に気をつけタンスに処置をしましょう。
- 防虫剤は揮発性で、発生する気体は空気より重いので、服の上に防虫シートを置く
- 違った種類の防虫剤を一緒に使うと、薬品が混ざり合って変色したりする場合があるため注意
- 乾燥剤は衣服の底に入れる
- 乾燥剤や防虫シートの効果を発揮させるため、衣類は詰め込まずタンスの八分目くらいまでにしておく
また、しまう際はきちんと洗濯済みか確認しましょう。
必要なものはクリーニングに出すなど、きれいにしてから仕舞うようにしてください。
続いて、整理するといっても計画的にやらないとすぐにごちゃごちゃになってしまうため、収納する際のポイントやアイデアについてまとめます。
しわになりやすいものはハンガーにかけて収納する
クリーニングから帰ってきたものは、この時にビニールを取っておいた方が次シーズンに楽です。
収納ボックスには必ず「何が入っているか」のラベルを貼っておく
入っているものが分からないとむやみやたらに探し回ることになり、無駄が増えます。
種類ごとにまとめる
カーディガンでひとつの引き出しにするなど、同じ種類を集めて収納することで、次シーズン使いやすくなります。
衣替えは気持ち的にも心機一転となりますので、面倒がらずにきれいに収納することを心がけたいものですね。
季節を感じて快適に過ごすためにも、計画的な衣替えをしましょう。